美海の絵本

日が経つのは早く

翔くんの手術予定日になった

病院は翔くんの家から２０分も歩けば着く総合病院だった

翔くんのご両親と翔くんの強い願いがあり
私は学校に行く事になった

この日、私はピアスを全部外した


手術は午後イチ

給食前に公衆電話から病院の翔くんへ電話した

「大丈夫？怖くない？」

「全然、だってさ、手術したら美唯の顔がちゃんと見えるようになるんだぞ？」

「そうだけど、、、私、やっぱり午後イチでそっち行くね？」

「ワガママだなあ、大丈夫だってば」

「いいの！」

「美唯？」

「うん？なに？」

「大好きだよ」

「私もだよ、だから手術頑張ってね？」

「わかった」

「じゃあ」

「またな」

私は給食どこではなく

早退届を出した

中爺に言われた

「アイツにあったらくれぐれも無理しないように伝えてくれ」

私は返事をして足早に門を出た

途中、花屋を通った

手術が終わって、包帯が取れる頃には、花も綺麗に見えるかな、、

私はそう思い小さなブーケを買った

(急がないと、急がないと、私が側にいてあげないと)

足が空回りするほど病院に走った

クスノキは

冬になっても

葉をつけて

枯れた野原に

緑をくれる

私は非力だ

私は私が情けない

そう思っていたら

涙が出た

潮風を突き抜けて

君のもとへ

みなしゃん

こんにちはでちゅ

あたちジャンガリアンハムスターの

名前は大福といいまち

(*´∇｀*)

去年の今頃美海ちゃんちの家族になりまちた

あたちは次女ちゃまが大好きで、今も遊んでもらってまちゅ

遊んで貰うのと砂遊びが大好きでちゅ


これからもよろちくでちゅ