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今日の詩W【夕焼け】

立ち並ぶビルに

夕焼けがはんしゃして


それが綺麗で

私はゆっくりしゃがんだ



今日の詩V【あかちゃん】



赤ちゃんは


お腹にいる頃から


一生懸命です





今日の詩U【重ならぬ思い】


君には流石に失望したよ

今日の物語U【ピアス18】

美唯は集中治療実に運ばれていた

翔の両親が廊下でまっていた

脈を計る機械の心音が 少しづつ間隔を明け始めていた

ピー−ー

ドクターが翔の両親に美唯が亡くなったことを告げた

翔の母親がまるで本当の母親の様に泣き崩れた

その時、翔の麻酔が切れた

ゆっくりと手を翔灯台へと伸ばした

つかめた物は

今まで美唯がしたこともない

貝殻のデザインの小さなピアスが2つ

「美海、、、」

そっと翔がささやいた

翔の両親が
事実を話すべく、美海が亡くなったことを告げた

「う、嘘だろ?さっきまで電話してたんだぜ!美唯に会わせてくれ!きっとベンチかどっかで待っててくれてるはずだ!頼むよ!」

翔が車椅子で連れて行かれたのは

死体安置所だった

「・・・・・・・」

「わあーっ!!!なんで、なんでなんだよ!これから一緒に幸せになるんじゃなかったのかよ!!目を開けろよ、嘘だろ?傷なんて何処にあんだよわぁーー!!」

安置所の暗がりで

翔の声だけが響いていた



今日の物語【ピアス17】


もう病院が見えてきた

私は花束を抱き締めて

とにかく走った

今頃は手術、終ってるかな

今日はもしも見えないままだったらどうしよう、、

そんな事ばかり考えていた

「翔、翔、、あたし」

赤信号がめちゃくちゃ長く感じた

青、

信号が代わり

またダッシュした


ドガッ!!


「え??」

美唯の体ごと花束が散乱した

通行人が

「だれかー!交通事故よ!」叫んだ

美唯の横たわる体から

血が止めどなく流れていた

美海は翔と同じ病院に運ばれた

その頃 翔の手術が終わった

成功だった

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