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今日の物語【キャンディー10】


その日私は風邪を引いてしまって熱も38度

頭がくらくら喉も痛くて

でも空も見たいし翔も来るし

何故か会いたいと思うような気持ちが強まり

気休めでもキャンディーをほおばって、気球技に挨拶をして、家を出てしまった


翔が来ていた

「遅れてごめんね、寒かったでしょう」

「大丈夫だよ」

けほっ
けほっ

「咳が止まらなくて、でも大丈夫だよ」

「無理はするなよ?帰ろうか?いや帰った方がいい」

そう翔が言うやいなや、私は倒れてしまった

「大丈夫か?我慢出来るか?」

そう言うと、翔は私の家に私の自転車で送ってくれた

不幸中の幸いは天体望遠鏡を持っていなかった事だった

家について翔君がチャイムを鳴らした

「はーい」

「あの、土手に倒れていたんで送らせもらいました、熱があるみたいなので」

「あらまぁ!見も知らぬ方に送って頂いてありがとうございます、寒かったでしょう、少し暖まって行かれたら」

「あすみません、用事があるので、失礼します」

「お名前だけでも」

「三浦翔です」

そう言って帰った

この時点で私の熱は9度半ばになって

支えられて部屋に上がるのが、やっとだった


今日の詩W【あなたしか】



あなたしか


ワタシをあやつれない


今日の詩V【仔猫】


なぜ泣くの

理由も言わず、
君はただ僕に身を寄せて
泣きじゃくる

大丈夫だよ
大丈夫だよ

僕は理由は聞かず
彼女を抱き締めた

ひとしきり泣いた彼女は
、また僕に身を委ねた

そんな君が仔猫に見えて
お姫様抱っこをして
クルクルまわった

彼女が笑った

今日の詩U【恋花】

恋の花
あなたと眺める恋の花
いつか枯れてしまわぬ様に
お水を沢山あげましょう
あなたと眺める恋の花

いつか枯れてしまわぬ様に

今日の詩【微笑み】


あなたは心から


微笑んだ事がありますか?


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