さあ、早速、餌の時間だ
一輪車に各々の餌を持って馬房の前を歩くも
お、重いぞこれ
一輪車を倒さないようにヨタヨタ歩く
もうモンちゃんが前掻きしてるし
翼はジーって眼力すごいし!
ひゃー
先輩が「早くしろー!」
「は、はい!」
そう言われても
と思いながら一番先に
ジュリアンの所に着いた
コイツもかなりの優れもので、馬術競技ではトップクラスで担当の先輩にしかなつかない、
「ジュリアンごはんだよぉぉ」と言いながら馬房に入ると
「遅いんだよ」とばかりにお尻で僕をつぶしにくる
「ぎゃー助けてー!」
そんな言葉がどこかしこの一年の声が聞こえてくる(苦笑)
春風と言えば
自分を馬だと思ってないらしく
隣のもんちゃんに蹴りをなんどもくらわす
「こんなんでこれから大丈夫でしょうか」
たまらず先輩に聞いた
「私達ができてるんだから大丈夫」
そう言われた
次は体を洗うために
蹄洗馬を洗う所につれていく
ハミをつけて頭絡も着けて
うまくいったぞ
「さあ、体洗おうか」
。。。。
動かない
(×_×)
何度綱を引っ張っても動かない
それに状態を高く上げて暴れる始末だ
たすけて、、
僕は神様に心で叫んだ
ここで、馬と接する際の、決してしてはならぬ2つをお伝えします
1、馬の近くで大声を出さない
2、馬の真後ろに立たない
これは馬はとても繊細な為、音でビックリして
どんな事故に繋がるか分からないからです
二つ目は、キッパリ 蹴られるからです
400キロ声の馬に蹴られたら、ひとたまりもありません
尻尾の付け根に赤いリボンがしてる馬は、蹴り癖があるので、特に要注意です
注意は以上ですが馬の悪い癖を1つ
馬房の策を引っ張りつづけ 「グホッグホッ」と喉を鳴らす馬がここにもいますが、グイッポと言って空気を期間に入れるそうなんですが、馬はとても快感らしく
ところがグイッポを続けると、セン痛といってお腹が凄く痛くなりニンジンなどもストップされてしまうので
酷い馬はグイッポよけのバンドをしてます
ここまでが僕が講習で受けた、馬の基本の基本の知識です
それと 馬術部に来た馬達は殆どが競争馬として働けない馬ばかりです
ある馬は乗馬用として
またある馬は大学の実験馬として
(実験と言っても痛がる事はしない、走ったら脈がどれくらい上がるか等)
ここにいるわけで
のでプライドが高い馬はむちゃくちゃ高いです
競争馬上がりのエリートだったのが春風です(泣)