次の日
今日は1年が初めて馬に乗れる日だ
僕はドキドキしながら厩舎に入って一足先に馬房の世話をしていた
やっぱりドキドキした1年が次々に早めにやって来た
春風の機嫌もよく、蹄洗でも大人しく世話をさせてくれた
そして先輩達が来て
ハミを着けて鞍をつけて
1人目はツバサでなんなくのってくれたようだった
二番目に僕の番だ
あ、あれ 乗れない
乗ろうとすると尻を外側に向けて乗らせてくれないのだ
それを3回、今度は先輩に手伝って貰ってやっと乗れた
はいいが、どれだけ足で腹を軽く蹴っても動かない
結局僕は中止になった
凄く悔しかった
それから僕は考えた
1週間部室に寝泊まりすることを