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今日の物語【春風7】


部室に泊まり込んだ僕は、しょっちゅう春風の馬房へ足を運んだ

春風はまだ寝ていなく

お尻をむけてそっと立っていた

「春風、ヘイキューだよ」

そう言ってヘイキューブを春にさしだした

鼻面をなでさせてくれた

春風はここの厩舎一番の美男子だ

前髪は長く流れ

その風貌はうっとりとする位だ

次に夜中に行った頃には体を横にしていた

「春くん?」声をかけてみた

春風は直ぐに立ち上がり
こっちに寄ってきた

ヘイキューをあげて愛撫してその日は僕も寝た

次の日も4時から作業が始まった

頑張って一通りボロ掻きをし、皆が来る頃には餌槍だけになっていた

朝の餌を終わらせ

蹄洗に連れて行くときに
凄い事がおこったのだ

春風が僕の肩に頭をすりよせてきたのだ

ビックリしつつ鼻面をなでて

朝の世話をした

春風が僕に頭をすりよせて来たのが、ヘイキューのお陰なのか、昨夜の件なのかはわからないけど

とにかく一歩前進だ


今日の詞【苦悩】


煙草の煙りと一緒に

私の苦悩も飛んでいったらいいのに
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