美海の絵本

一人の男がギター１本で旅をしていた

一人の女がとある村で寂しくくらしていた

女はいつも思っていた
こんな村を早く出たいと

とある事か二人が出会った

何日か女の宿に世話になった二人は恋に落ちた

男は言った

君の願いをかなえてあげる

二人は村を離れ

宛のない旅に出た

立ち止まり

やすみたいけど

時流れ　

いつまでもつか

私のカラダ

手と手を固く繋ぎました

もう離れてしまわぬように

残虐な道化師が来ようとも

ぺてん師が破壊を求めに来ようとも

二人が壊されてしまわぬように

二人が壊されてしまわぬように

雨が降り

桜の花も

散る頃に

また来年と

花びら仰ぐ

悔しくて泣いたりした今日や

転んでも　　　　

怯えずに

まだまだ時間があるから

さあ走ろう

勝利は

目の前だ