【芝居(演劇)を二本も観てしまったよ/日々の出来事】1月27日(月)
昨夜、日曜邦画劇場が僕の趣味に合わなかったので、YouTubeで三谷幸喜さんの芝居を観た。
一つは、「幕は降りない」という芝居で、それは三谷さん独特の奇想天外なコメディーだったが、それを見終わったと同時に次の芝居が始まったのだ。
それは松本幸四郎さんと市川染五郎さんと松本某(女性)の三人だけで繰り広げられるサスペンスコメディーだった。
役者の芝居の巧さが際立っている。
ついつい時間も忘れて見入ってしまい、また、深夜2時近くになってしまった。
で、起きたのが8時前という訳だ。
映画やテレビドラマは、ある意味、ワンカットずつの演技で、役者さんによっては、あっちを撮ったりこっちを撮ったりと、芝居に連続性がなくても、或いは、NGを出しても撮り直して映画等は出来上がっていく。
しかし、芝居はそういう訳にはいかない。
つまり、役者の力量が問われる訳だ。
だから、本物の主役を張れる役者かどうかがわかるのだ。
で、僕は自分の講師としての仕事の状態や様子を振り返ってみた。
僕の講座は、NGを繰り返しているテレビドラマになってはいないか、芝居のように、一つ一つの台詞や動きが完成されたものとして演じられているか。
僕のような連続講座の場合には、継ぎ接ぎだらけでもNGがあっても許されるし、そんな講習に満足はしていなくても、ま、いいかという感じでやり過ごしている。
しかし、僕はプロの講師なのだ。
2時間の講習を独り芝居の如く、奇想天外な要素も入れながら起承転結のある一つの「作品」として作り上げる必要があるんだと思う。
僕が芝居にハマりだしたのは、そんな役者の凄さに魅せられたからかも知れない。