イッツマイライフ 75話 〈IT'S MY LIFE〉(1) シナリオを文字の羅列で説明するのはいただけない
予定よりももう1週(だと思う)長く休載して75話
最終回かと思ったら、もう少しだけ続くらしい
しかし事件後の展開(世界の動向)を大量の文字で説明するのはいただけない
力尽きたのか
冨樫氏(キメラアント編途中から彼がするようになったナレーション多用も
マンガ家の精神が壊れてマンガで表現する意欲を失った結果としての
視覚表現で伝える努力の放棄であり、
「幽遊白書」がヒットしてから彼を過労死上等で使い潰す勢いでブラック労働させて酷使した
当時の編集部の責任が大きいようなので、読者の間でも同情的な見方が強く
あまり批判されないが、褒められることでは全くない)
の真似をしようとして失敗した新人作家たちもよくやらかすが
それはマンガでなく小説ですることだ
絵やコマ割りなどの視覚的表現を使えるマンガで活字の羅列に頼るのは
単に視覚表現をする努力の放棄にすぎない
ヒロアカ作者の堀越氏なら、セリフらしいセリフもないたった一コマの絵だけで
、人助けを重視し実際にやってのける実力もあるホークスの人となりや
文化祭の案を出す1-A生徒たちの熱気を表現できるのに
(堀越氏はこの方面の能力が特に高いので、ナレーション多用に頼る
怠慢な作家たちとの対比で引き合いに出すのは不適切かもしれないが)
2018/8/15 Wed
イッツマイライフ 75話 〈IT'S MY LIFE〉壊れて元に戻らないもの
彼女の左目と彼の片手はやはりだめになってた
壊れたままで元に戻らないものもある
という作者の価値観の現れ
最終回付近になると死者も壊れたものも何でもかんでも元通りに復活して
ノーダメージで作品が終了する昨今
(とはいっても25年くらい前から。
死んだモブ超人たちが生き返るキン肉マンの終盤は、
当時それなりに斬新さのある展開だったように思う
そこから魁!男塾の「王大人、死亡確認!」で死亡詐欺を常に行うスタイルが
青少年向け娯楽もの漫画のメインストリームに出てきて、
「るろうに剣心」の不殺(ころさず)によって
"人を殺さない主人公"が漫画読者の大衆の意識に強く印象づけられたと思う
「るろうに」以降、主人公サイドの人物の殺人が
漫画読者たちの間で強くタブー視されるようになったように記憶している
この変遷をきちんと調べて研究したら論文が書けると思う)
の青少年向け娯楽作品より良いと個人的には思う
2018/8/15 Wed
イッツマイライフ 73話までとそれ以降でのラスボスに関する感想
・最近〜73話前半まで
強くて邪悪なラスボスが可愛い女性キャラの作品って珍しいなぁ
しかもその可愛い女性キャラのボス敵が、
1回はアストラの鉄拳を食らって車田ぶっ飛びまでする
これは作者が○○だからなのか
○○じゃない作家たちは、女性キャラをお姫様のように大切に扱って、
邪悪な性格にしたり他のキャラにぶん殴らせたりはあまりしない傾向があるように思う
(久保帯人氏や「ダイナー」漫画版の作者など、
女性キャラを作中でボコらせる趣味があると思われる一部の作家を除く)
・最近〜73話前半まで
もっと珍しいものがラスボスだったw
2018/6/26 Tue
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