黒い猫は黒猫

うっかり女に生まれ落ちたという劣等感から脱却するためには意識を変えるしかない。

だから、女に生まれたというのは外見的に勝ち組であると。
女は男に比べて女であるというだけである程度の美が保障されているから。

ただ、そのある程度の美を保つ努力はしなくてはいけない。



男の目なんて気にしたことなんてない。
気にしたとしたら私はもう少し太ってもいいんだろうけど、それは私の美の基準からそれるから絶対に嫌。

でも、女が身なりを気を付けたり整えたり着飾ったりすると、それは当然かのように男のためであるという目で見られる。
それは意外と大きな流れで、時代錯誤だと私が思ったところでどうにもならない。

ほんと、つくづく都合いいなおまえら。
痩せたいっつったらもう少し太ったほうがいいとか、
髪切りたいっつったら髪は長いほうがいいとか、
おまえらに意見とか求めてねえっつーの。氏ね。

自分には短髪が似合うと思うから髪を切るし、今より少し痩せたほうが縦横のバランスがよいと思うから痩せたいと思うんだけだ。
髪と横幅が長いのがお好みなら、私じゃないもっと適切な人にそれを求めてよ。

だってあんたら男だって、あたしが辨髪がいいって言ったところで辨髪にしないでしょ。
それと同じだよ。

何でわからないの？馬鹿なの？
下半身でもの考えてんじゃねぇよマジきもい。
お飾りの頭なら重いだけだから取っちまいなよ。


私に女であることを期待しないで。