一昨日はテナントの中で色んな人と喋った。
自店引きこもりの私にしては珍しい。


靴がほしいという話を店でした。
そしたら店長に、テナント内の靴屋を勧められた。

私「え、でもあそこ上品すぎて私のファッション取り入れられないです」
店長「って思うじゃん!でも可愛いから!今のあそこはほんと可愛いから!」
私「えー」
店長「今見てこい!」
私「えっ」
店長「今!見てこい!」

で、見てきた。
やっぱりほんわか上品系で、取り入れられないなーって思いながら見てた。
靴屋店長さんにも
「いつもハード系の靴だから、うち割とほんわか系だし、合わないかなって思ってたんだけど」
と声をかけられる始末。

私「いつも履いてるのは仕事用なんで特にそうかもしれませんねー。履き潰すつもりで毎日履いてますし」←スタッズじゃらじゃら
店長さん「立ち仕事だしね。でもそれいいやつじゃないの?1万とかする感じの」にこにこ
私「まさか!いや、これ元日のセールで叩き売りみたいな値段で買いましたよ」
店長さん「あれ、俺靴屋失格だな」にこにこ

そんなほんわか系店長さんとこで、すごくほしい靴を見つける。
お値段2万円。
高い。くっそ高いけどほしい。

私「これ気になるんですよ」
店長さん「あー、これうちの最高級品ですね」
私「やっぱりかー。いやほんと可愛いです。2万か…ちょっと考えます…」
店長さん「そうだね、安いものでもないからよく考えて」

そっからずっとその2万の靴が頭を占めている。
恐ろしい。
たぶん買う。


お隣の店舗が撤退だった。
一昨日が営業最終日。
で、営業終了後、店舗スペースでまさかの酒盛りしてた。

社長さんが営業中に挨拶にいらして
「最後なんで店でビール開けようと思います。怒られてもやりますよ!」
ということを言っていたけど。
まさかガチでやるとは。

帰り際にうちの店長とお疲れさまですーって声かけたら、そのまま酒盛に巻き込まれた。
超楽しかった。

私「ていうかAさんも居るんですね〜」
A「うん、俺お目付け役〜」←テナントの運営の人
そんな顔真っ赤でなにがお目付け役なんだろうか。

社長さん「あ、全然お菓子とかも食べてくださいね」←お煎餅の詰め合わせ勧められる
私「いいんですか?」
社「うん。一番美味しいのは海老の死体張り付いてるやつ」
店長「あ、じゃあ海老の死体で」
私「えー。それラスイチじゃん!店長半分ずっこ!」
店「あっ!蟹の死体張り付いてるのもあるよ!どっちにする?私蟹の死体がいい!」
私「え、私海老の死体がいい」
店「じゃあ、ちょうどいいね」
社「ほんとおたくらノリいいよね…!」
うちの基本スタンス全乗っかりですから。

B「うわぁあん!Cちゃあああん!!寂しいいい!!」←抱きつく
C「はいはい、よしよし。明日も私は出勤だから」
店長「Cさん気づいてください!この人胸に顔うずめてるだけだから!」
B「うち胸ないからCちゃんの胸きもちいー」
私「うわあ、この人酔ってる」
そんなBさんがお隣の店長です。
この人が来てからめっちゃ明るくなった。

D「写真撮りましょー!」
私「わーい撮って撮ってー!」
店「私撮るよー」
D「俺の女子!」←肩抱き
私「うお」←びっくりした
店「きゃー!きゃーきゃー!」←酔ってる
C「こーらお前馴れ馴れしいぞ!!」←おかんポジ
D「別にいーじゃんねー」
私「いや腕重いからあんまよくない」
何が悲しくて変な大学生と親しげなツーショを撮らねばならぬのだ。

ていうかDくん変な大学生だとは思ってたけど、ほんとに変な奴だった。
ことあるごとに肩抱かれたりしたけど、なんかたぶんそういう人なんだろうと思っていたが。
いわく、スペイン人たから仕方ないらしい。

私「スペイン人なの?」
D「スペイン人ですよ」
私「いーなースペイン。一番いきたい国なんだよ。君の母国へ連れてってよ。ねぇ。ほら。」
D「すんません留学してかぶれただけです」
私「素直でよいと思う」
D「厳しいなこの24才」
私「歳のことを言うな!」
まだ23ですし。
そんなわけで隣立ってたからえらい絡まれた。
ことあるごとに髪の毛わしゃわしゃされたり、可愛い可愛いと言われたり、お菓子手ずから食べさせようとされたり。
お前はペットを愛でる女子か。
そういうの面白くできない人だからやめて。

D「たまにはEくんも会話に入れてやって下さいよ」
E「そんな、全然大丈夫ですよ!」←控え目
店長「狩野はね、ずっと言ってるよね、Eくん大好きって。あのゴミ不法投棄事件の頃から」
私「いやー超面白いでしょあれ」
社「ちょ、なにそれ詳しく!」
D「全く知らないんだけど!」
私「Eくんがゴミ捨て場と勘違いして運営事務所にゴミ投げ捨てようとした話」
店「で、一緒にいたBさんが、投げ捨てる直前にEくんの首根っこ捕まえて失礼しましたって何事もなかったかのように去った話」
社「なにしてんだお前」
D「えー俺ちゃんと教えたよゴミ捨て場ー」
E「いや、そうなんだけど、なんか勘違いしちゃって」
私「だって運営事務所とゴミ捨て場全然場所違うじゃん!ていうかドア開けたらわかるじゃん!どう勘違いしたんだよ!」
ほんとこのエピソード好きすぎて色んな人に言い触らしてる。
Eさんすげー天然なの。

店「でも寂しくなりますねー」
B「Aさんも異動ですもんね」
私「えっ!そうなんですか?!」
A「そうなんですよ。9月から本部の方で」
社「ビール三昧ですか?」←テナントの運営元がビール会社
A「だったらいいんですけどねー」
店「そう、うちの狩野も今月いっぱいで」
B「えええ!」
C「どこに異動なの?」
私「いや、異動でなくて退職ですね」
B「そっかー次は何するの?」
私「芸術関係で一旗揚げようと思ってます」
A「芸術関係とは意外な」
私「元々アパレルに興味があったわけじゃないんです」
A「じゃあ新しい人来るの?」
店「来ないかもしれないんでてんやわんやですよー」
私「は!いまここに居る人店長以外来月から居ないじゃん!」
A「どうすんの店長ちゃん!」
店「どーしましょーかねぇ…」
8人中7人が居なくなるという。
そういえばあと2日しか出勤しない。


楽しいことがいっぱいあると離れづらくなるから、環境が変わる前というのは好きではないよ。
お世話になったとこだけ菓子折持って挨拶いこう。