暖かくて優しい、ひかりのようなあなたが、ぼくは好きで。
それだけで終われなかったのは、ぼくのせいだな。
大切にしたい気持ちなのに、触れようとすると棘になって、それでいてきらきらとするから。
嫌なことは、簡単に忘れられたらいいのに。
大好きなところだけ、永遠に記憶に出来たらいいのに。
生きてるの、大好きなところだけ、永遠に記憶に出来たらいいのに。
いつか来るさよならは、さみしい気持ちのまま時を止めてしまうんだろうな。
幸せねって言われて、返そうと詰まる言葉。
もらったのは全部愛だと思ってたんだ。
きらきらとしてれば、そんなの誰だって綺麗だって言うから、みんな何も悪くないよ。
暖かくて優しい、ひかりのようなあなたが教えてくれた、どこにでもあるおまじない。
暖かいのは、少し嘘をついているからだよ、って、ぼくもまた頷き、受け入れている。
#ヘキライ 魔法の呪文