悲しいことがあると、涙がでるよ。
世界中のひとを傷付けて、ひとりぼっちになりたい夜があるよ。
怖いものは、怖いよ。
いくつになっても。


(流れ出すメロディ。)

宝の地図に印を付けて
素敵な衣装に着替えたら
秘密の扉を開いて

(続いていくメロディ。)


未来は明るくないかもしれないけど、
朝日と一緒に、出掛けてみるよ。

にこにこ笑うのをやめて、友だちは少し減ったけど、
多分ね、生きるって、それでいいんだ。


ひとりぼっちのあなたを守っていたい。
暗闇の中、朝が来ないように祈っている小さな姿を、抱きしめて。
瞳から零れ落ちる景色のひとつひとつに名前を付けて、
ここにいていいんだよって。

たったそれだけのことに、震えるほど勇気がいるんだ。

ひとりじゃない、なんて簡単に言うけど
ぼくらはちっぽけだな。



悲しい夢はいつの日か終わりが来て
海の向こうに消えてゆくから、
ちっぽけなぼくらは安心して
朝日と一緒に、少し遠くまで、出掛けてみようぜ。


何度冷たくなっても、
また何度でも、優しくなれるよ。
巡る季節のように
悲しい夢にもいつの日か終わりが来て
満点の星空には、鈴の音が光り出す。


失くしていっても、
忘れていっても、
変わらず、残るものがあるよ。

巡る季節のように
年を重ねるごと
ぼくらは美しくなる。