話題:漫画の感想

今回は、今年(2015年)の初詣の時に購入しました!




いやぁ、やっとご尊顔を拝するすることが叶いましたね。


エルツライヒ帝国


女帝マリア・ルドヴィカ


古来より女が政治に関わるとろくなことにならないなどと言われていますが、後世の人間がとやかく言ってもその時代の人間は生きて行く上で必死な訳で…

でも、確かにちょ〜っと不味かったね〜ということは、多々あったかな? 女性為政者の場合



大型掲示板の世界史板でもっとも嫌われている女性は、オーストリア帝国のマリア・テレジアとオスマントルコ帝国のヒュッレムだそうです。

マリア・テレジアはハプスブルクの家訓を忠実に守り、自分の子供たちをヨーロッパ各国の王室に送り込みました。
でも、自分のお気に入りの皇女には、恋愛結婚を許したというダブルスタンダードなお方

しかも、自分自身も恋愛結婚というのだから、ちょっと許せない感じぃ〜(-""-;)

王室の政略結婚と言えば、大英帝国のヴィクトリア女王も、ヨーロッパ各国に子供や孫が…
有名なのは、ロシア帝国のニコライ2世の皇后アレキサンドラですが…

―― 話がちょっと飛びましたが、
政略結婚というのは、人の血を流さないでその地を手に入れるにはもっとも有効な手段だと、彼の
『ドラゴンクエストW』のボンモールの王様 も仰っているのですから!


さて、リープクネヒトとの密談後にいきなり女帝陛下に拝謁することになったり、バーゼルラント王室の秘密を知ることになったり、と…

今回も盛り沢山なラインナップで、もう何が何やら

あ、マリア・ルドヴィカ陛下の側に侍る近衛士官の軍服が 『ベルサイユのばら』のオスカルさまの軍服 のような?
もっとも、あの軍服は時代がもう少し下がったナポレオン時代のものだそうですが



それにしても、昔のやんごとなき方々の大変だったことと言ったら、本当に
自分だったら、無理な生活 だと思います。

「お姫様ステキ!」
なんて、とても言えない。

上で述べたような政略結婚上等で、
相手が凄い年上だったり、
反対に凄い年下だったり、
性格や精神や体に難ありだったり、

何より、お床入り(初夜)は衆人環視
立会人なんてあったそうですから、

もちろん、今巻にあったように、お産も衆人環視

医者や看護婦以外に、見物人がいるというのだから、衛生観念も押して知るべしなんですよね (>_<)

だから、産後の日だちや乳児の生存率を考えると怖い。


それから、今回の
バーゼルラント王室の秘密

王位継承者や後継者の偽物疑惑は、昔から有りがちでした。

フランスだと映画にもなった『鉄仮面』やルイ17世、ロシア帝国の皇太子ドミトリーや皇女アナスタシア
日本だと天一坊や(つい最近だと)有栖川宮の事件

大金が絡む詐欺事件になることが多いのです。