腐った林檎のおはなし




『名前をなくした女神』を家族が観ていてわたしもその傍らでぽつぽつ観ているんだけど毎回鳥肌がたつ。実際はドラマ以上に凄まじいらしい。


子供産んだらママ友ってやつに属さなきゃいけないなんて妊娠する前から億劫だ。そもそもママ友って響きだけで失笑もの。お互い都合良く利用しあってるだけなのにあんな馴れ合い楽しいのかな。どうせ家事も育児もきちんとこなしてるアタシ、と子供の自慢と旦那の愚痴くらいしか話すことなさそうだし。他にストレス発散する術がないんだろうな。

まぁ孤独感が虐待を助長してしまうらしいからひとりでいるのも良くないみたいだけど。

妊娠すると頭の中がお花畑になるのかネットでも「赤」だの「ベビ」だの「初マタ」だの胎児に脳みそまで吸い取られてんのか、って方たちがたくさんいるけど気持ち悪いを通り越して薄ら寒いわ。

子供にペットみたいな名前付けたり化粧したりピアスあけたり、そういうの見ると子供を通して親の自己顕示欲をひしひしと感じる。そんな親に育てられる子供を思うと気の毒すぎる。結局のところ子供を可愛がってるふりして自分が1番可愛いんだろ。


でも子供を産むと多かれ少なかれ誰かの手を借りない訳にはいかなくなるだろうし子供のためを思ったらくだらない付き合いもしなきゃいけなくなるんだろうな。貪欲にならないと生きていけなくなるんだろう。

わたしは出産も育児も経験したことがないからあまり偉そうなことは言えないけど“お花畑ママ”には本当に辟易するし何だか滑稽でかなり笑える。





 


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