長いとみせかけてその実とても短い人生の中で周囲から本気で同性愛者だと思われることはどれくらいあるものなのか。

私はあります。たくさん。それはもう思っているよりずっとたくさん。
母を筆頭に友人数人から幾度か聞いた言葉。「女の子が好きなんやと思ってた」
…え?
彼氏はいないけど彼女ならいるんだと思ってたって、…え?

思わずいやいやいやいやと全否定です。
えー、絶対嘘やろ!
逆に全否定をくらいました。嘘じゃない。
皆私を何だとお思いで。ちょっとした種火的恋は多き生涯であり今のところは男性ばかりです。

ちょっと理解が追いつきません。まったくもって解せぬ。
おかげで最近そういったことがニュースで取り上げられる度尻の座りが悪くなります落ち着かない。ニュースを見て私を思い出さないで頂きたい。警戒心なんて即破棄してください。
下心はありません。多少のセクハラは大目に見てください。更衣室にも一緒に入りましょうむしろお風呂もオッケーです。ガンガン触らせてください。傷ついたら受け止めてあげますむしろ幸せにしてあげたい。こういうのが駄目なんですかそうですか。

女の子そんなに好きに見えますか。好きですけど。
女の子も猫も犬も鳥もハムスターから爬虫類まで可愛いものはくまなく好きですけどなにか。

ついでに言うなら最近誰かに恋したかと問われユニバのクッキーモンスターにならと答えてドン引きされましたけどなにか。
ニヤニヤしながら
いい相手が見つかるといいな。次は何モンスター?と聞いてきやがった男友達の顔は死んでも忘れそうにありません今に見てろ。

けど夜道やカラオケの通路で見知らぬ女の子達に立ち止まって道を譲られるのは釈然としません。もう不審者扱いです。女ですらありません。
身長と男にも見える服装のせいですか。男友達からの扱いも確実に女だということを忘れられつつあります。
しかしこれだけ言っといてあれですが、男にちやほやされるか女の子にちやほやされるかなら即決で女の子を選ぶ自分がいるのも事実。
だって、可愛いじゃないですか女の子。