どんなに向き合って
手をつくしても
旅立つ時が、いつかはくる
この切ない現実。
突然の病魔から
解き放たれることなく
愛する人と別れて
旅立った
あなたを
哀しむ。
受け入れがたくて
涙は胸からあふれ
急流となって
奇跡の石を呑み込んだ。
しばらくは
無常の思いに
身を沈め
あなたを哀しむ日。
と名づけて
しばらく、空をながめていよう。
わたしにとっての その人は
時には母のようであり
時には姉のようであり
若き頃から 心許しあった人。
その人の名前を口にするだけで
涙がこぼれる。
彼女とは、もう会えない。
愛する息子 太一を一人残し
逝ってしまった。
彼女は、さっぱりとした気性で
女性特有の
粘着のある付き合いではない…
とても男性的で
たじろぎがなく
辛いことがあっても
何も変わらなかった人。
かえって
わたしをいたわってくれた人。
その人に思いを馳せて
タイムスリップして
直ぐにでも逢いにいきたい。
今のわたしに
彼女は、如何 語りかけてくれるだろうか?
ありがとう。
そして、
さようなら。
[さようならを言いに。]
今日は、お昼から
美奈ちゃんのいる 会館へ行ってきました。
お通夜は18時からだったのだけど
手伝えることもあるだろうと思って
早めに向かいました。
会館に着いたら
名前が書いてあった。
そして、祭壇には
美奈ちゃんの写真が飾ってあって。
太一くんが喪主?
何これ?って
ちょっと頭がついていかなかった。
太一くんは、まだ6歳で…
見るのがつらかった。
なんで?って。
そして、美奈ちゃんの遺影。
ちょっと前の写真。
それを見たとたん…
昔のいろいろを思い出した。
美奈ちゃんとひろみちゃんがいて
わたしと亜紀ちゃんは高校生で
あれから何年も十何年もたって…
こんな未来、誰も想像しなかった。
でもこれが現実で。。。
アキちゃんと一緒に最後のお別れをした。
美奈ちゃんの顔見たら…
顔見たらやっぱりダメね…
無理。
綺麗にお化粧されていて…
『美奈ちゃん、奈美ちゃん!』
何回も呼んで何回も何回も。
でも、返事は返ってこなかった。
なんで?
なんで?
そればかり。
そして、18時になり
通夜は参列者も多くて
『会館に入りきらないなんてすごいなぁ』
と旦那さんが言った。
『そりゃそうだよ。
だって美奈ちゃんやもん。』
と答え、
わたしは誇らしかった。
そう言えば、20歳になった頃。
美奈ちゃんに
「生き急がないで!」と
指摘されることがあったことを思い出した。
そのときに
これまでの
自分の感情。。。
明日はああしよう。
来年こうしよう。
将来こうしたい。
と、一緒に語っていたのが 美奈ちゃん。
そんな美奈ちゃんが、
急に帰らぬ人となるなんて…
あまりにも悲しい。
そんなことを思ってたら
同時に、自分はどうして生きているのか?
生きているということも
命が生まれるということも
どうしてこんなに
奇跡の連続なのだろう?
と、途方もない気持ちになってしまった。
そんな感情から
とにかく、1日1日後悔なく
明日何かあっても
生きるしかない!
と、自分に言い聞かせました。
けれど…昨日も今日も
自分の非力さに、
どうにも情けなくもあった日。
こんなに科学が発展しているのに!とか
どうして、生と死に関わることは
人の力が及ばない事が多々あるのか!
とか、、、
明後日な方向の考えなのだけれど…
なんか、悔しくて
悲しくて、仕方なかった。
でも、アキちゃんと一緒にお別れが言えて良かった。
そう。
アキちゃんと一緒だった事に
ものすごく意味があった。
これからまた一緒に進んでいこう!って。
美奈ちゃんが、アキちゃんにまた会わせてくれたね。
冬が終わろうとして
もうすぐ春なのに…
美奈ちゃんも逝ってしまって………
でも、わたしとアキちゃんは生きるよ。
忘れない。
美奈ちゃん。
ありがとう。
たくさんたくさん
ありがとうございました!
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プロフィール
性 別 |
女性 |
誕生日 |
9月30日 |
系 統 |
癒し系 |
合掌