ひょんなきっかけで熱帯探検していたら 思春期や青春といった そんな時代に読んでいた漫画が完結(&全巻文庫化)してることを発見して 思わず大人買いしてしまった。





『JOKER』です。

知る人ぞ知る 連載期間18年(!)の名作です。


久しぶりに1巻から読みました。

誤解されてる方 多いけど 『JOKER』って純愛モノなんですよね。

限られた寿命(人間よりも短い)を持つ合成人間のジョーカーと 普通の人間であるリィンの恋愛ストーリー。

そんな二人の障害としてSFな設定に派手なアクションがついてくるのですが 根本は純愛w




リィンに意地悪したり 拗ねてみせたり かと思うと過保護なまでにリィンを心配してる そんないじらしいジョーカー。

堅物で 真っ直ぐなジョーカーへの想い全開に 能天気なまでにデレるリィン。

リードしたいのに気がつくといつもジョーカーに振り回されてる そんな二人の関係がとにかくかわいくて。

あぁ でも「かわいい」って表現は 今だからできるのかもしれない。

昔はどんな思いで読んでたんだろ?

キュンキュン?w


ところで『JOKER』と言えば やっぱりキスシーンなんですが 毎話必ず誰かと誰かのキスシーンが入るのですよ。

これがまたキレイでね。

「誰かと誰か」って表現になっちゃうのが『JOKER』の隠れた(いや鉄板か?)醍醐味…w


『JOKER』って原作つきの漫画なんですが 作画担当の道原かつみ先生の絵ってすんごい色気があるんですよね!




最初は粗めの作画タッチに男性の方かと誤解してたんですが〜 それでも雄々しい中にひそむ繊細な色気に 若りし頃の私はクラクラしてましたww

なんか久しぶりに見た作画タッチはすっかり今時の流行りの柔らかタッチ(みんな童顔化…)&少女マンガ!な画面になっちゃってて ちょっぴり残念でしたが でも逆にそれが最終章の雰囲気を盛り上げてくれたんじゃないかと思った。
(せっかくだからプラスに考えるさ。)




最終章のタイトルが『ファイナル・ミッション』てのが ぐっ!てくる…(;へ;)


ラストは切なかったな〜

決して悲恋には終わらなかったけど 胸が締め付けられる切ないラストでした。


なんでしょうね 完結しないことにモヤモヤするくせして 完結しちゃうと出てくるこの哀愁感みたいなヤツわ(´・ω・`)

この淋しさをまぎらわすために



画集 買っちゃおうかな…w