話題:読書記録。
ミステリを読むぞと意気込んだはずの8月。終わってみればいつも以上に児童書祭な月となりました。あれ……?
そんな中のイチオシは『ナーゴの猫町めぐり―いつでもどこでもネコ町物語』です。にゃんこー(*´∀`)
猫と人間が共存する国ナーゴは、人口2万人の小さな国。ここにはそれと同じ位の数の猫が暮らしている。中世の面影の残るナーゴの町とそこに暮らす猫たちのエピソードをまとめたイラスト集。(「MARC」データベースより)
詳しい感想は
以前の記事(エムブロ内)にて書いています。
多様化する現代犯罪に対応するために新設された『科学特捜班』が事件解決のために奔走……はあんまりしてない警察ミステリ。
キャラクターが皆強烈で各々が特殊な能力持ちだったり名前に色が入っていたりとなにやら戦隊もの風味。
ミステリ部分よりもSTメンバー、百合根キャップ、菊川さん、捜査本部の面々がどんな関係を築いていくのか、そちらの方が気になります。次巻も楽しみ!!
悩みを抱える人(?)の前に現れてひそやかに思いを汲んでくれる足みじかおじさんを描いたショートショート集。
疲れて動けなくなったり結果に疑問を抱いたりと全然格好良くないけれど、そんな足みじかおじさんだからこそ人びとに寄り添える気がします。完全無欠のヒーローではこうはいきません。
喧騒の中そっと耳をふさいでくれる雨のような優しくほろ苦いメルヘンでした。
和製コージーミステリ。カフェを舞台にした日常の謎と聞き手に取ったのですがなかなかシビアな内容でした。
お客さんや友達の前ではシャンとしていても時折後悔の念や人間関係への悲哀、年を重ねることへのやるせなさを滲ませるお草さんは格好いいけれどどこか遠くにも感じていて。
そんな背景も事件に折り合いをつけていく際に良いスパイスとなっています。
続編はもう少し寒くなってからあたたかいコーヒーと一緒に楽しみたいです。
落語を題材にしたミステリ短編集。被害者死亡はありませんが日常の謎と言うには固めの話が多いです。
起承転結のはっきりした作りは読みやすくて良いのですが、落語の世界特有の前時代感やドロドロした背景とさらっと進んでしまう展開の早さがミスマッチなのが少し残念。
サスペンス調の三鶯荘奇談が一番好き。続編を読む前に今作に登場した演目をCDできいてみようかな。
1年を24等分した二十四節気、72等分した七十二候を季節の行事や旬の食べ物などとともに解説した本。素朴な挿し絵も味があって素敵です。
特に気になったのは4月中旬の『虹始めて見る』と11月下旬の『虹蔵(かく)れて見えず』。虹は冬に出にくいことを始めて知りました。
植物や虫、鳥、風、大気の状態など色々なところに季節の変化を見いだす文化が好き。大事にしていきたいです。
ほか、児童書・絵本5冊。感想は
次記事にて。
計11冊 2232ページ
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夜にまた更新します。