先日、唐突に踵の内側上部に違和感が生じ、数時間で痛みへ転じました。

その数日前、折しも足底に出来るウイルス性のいぼの記事を読んだばかり。
それが激痛の治療を伴うにも拘らず難治物件であることから、慄きつつネット検索。
結果、皮膚には何ら異常がなく、皮膚の下で炎症が起こっている自症状を鑑み、上記のいぼには該当しないことに一先ず胸を撫で下ろし。
では一体何かと、更に独自調査を進めたところ、

どうも足底腱膜炎の線が濃厚に。

要は足の底の筋肉が炎症を起こしている状態。
正確には、踵から母趾球を繋ぐ足底腱膜が硬化した状態。らしい。
原因を簡単に述べると、酷使と疲労と血行不良。
血行不良の原因には冷えもある。
この頃の足の使い方と、冬は室内でしもやけになる恒例から(暖かい空気が足元になく、更に座りっぱなしで鬱血)、心当たりがない訳でもない。
私生活の諸々で緊張もピークに達し、更に毛細血管の収縮が進んだのやもしれぬ。

既視感のある症状から、勝手に「足の腱鞘炎」と解釈しました。似てる。
あれも局所に運動と緊張を強いて血行不良を起こした末に起こる筋の炎症。
引き攣るような痛みを伴うし、当たらずしも遠からずなんじゃないかと。

発症してから2日間は、激痛のためまともに歩けず。
青くなって、ひたすらストレッチと保温と療養に努めました。
医者に行っても大体対処療法の湿布を処方されるだけらしく、病院は最後の手段と思い、敢えて行きませんでした。
何よりなるべく歩きたくなかった。

そしたら3日目にいきなり症状が緩和。
発症した片足を庇うあまり、もう片方の足にも症状が出始め恐怖が倍増するも、腱鞘炎の様な先の見えぬ闘病生活とはなりませんでした。
今も完治とはいかず予断を許さぬ状況ですが、無理なくストレッチを繰り返すことで安定した状態にもっていけそうな気はしてます。

焦った焦った。
右手が使えないだけであらゆる仕事が出来ず、非難の目と言葉が痛くて心を病みかけた腱鞘炎の記憶はまだ古びず。
立ち続けることと移動が叶わないだけで、「求められることができない役立たず」と見做される苦境再びかと怯えました。
患部の他は至って健康、骨折等の怪我と違い見た目に変化がなく、ただ「仕事が出来ない」状態は、周囲の理解が得難いです。
あれは辛い。患部以上に心が。

焦った焦った……。