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一日遅れ-another story-

あんなに待ったのに
結局来なかった

おっちょこちょいな
人だとは散々思ってたけど
まさか、ここまでとはね

どうせ、あの人のことだから
今日が何の日か
忘れてるんだろうけど

ほら、
天の川が消えていく

それでも
待ち続ける私も末期なのかな

零した涙を
星に隠しながら

一日遅れ

一日遅れた
待ち合わせの場所

そこには、もう
向こう側へと繋がる川はなくて

ただ星々が
煌めいているだけだった

情けない

待ち合わせの時間が
狂っていたなんて
気付かなかった

ねぇ、
昨日、君は
どんな顔で、
ここに居た?

ねぇ、
昨日、君は
どんな気持ちで
僕を待っててくれた?

僕が来なかったとき
君は、泣いていたのかな?

僕は泣いている

煌めく星の中に
涙を散らしながら
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