*無題
話題:140文字小説に挑戦!

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大切に育てていた花があった。白く可憐な花が咲くそれは、今はまだ小さな蕾だ。開花の時を待ちわびながら僕は、毎日水を運び太陽に当て大切に育てていた。誰にも途中で手折られることのないよう、時には風を避け虫を払いながら見守っていた。けれど愛しい花が咲いた時、花が向く先は僕ではなく……?
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18/04/21 20:56 140字SS


*長閑な
お題:春って(オリジナル題)

話題:140文字小説に挑戦!

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家の前の道路を田んぼに向かう運搬車が通りすぎて行く。今日は日差しが暖かく良い農作業日和なんだろう。家の庭の日当たりの良い場所では春の草花が咲き、裏では土鳩や雉の鳴く声がする。その時、外を見回す私の目の端に白い何かが、と思えば飼い犬が日向で気持ち良さそうに眠っていた。春って長閑だ。
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18/04/10 10:10 140字SS


*無題
お題:
「桜を見にいかないか?」という誘いはとても魅力的だった。から始まる

あなたの新刊の書き出しったー

shindanmaker.com

話題:140文字小説に挑戦!

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「桜を見にいかないか?」という誘いはとても魅力的だった。けれど「お姉ちゃんと一緒に」と付け足された言葉に、嬉しかった気持ちが萎えていく。姉の婚約者で、学校では私の担任を務める幼馴染みのお兄ちゃん。私がずっと好きなことなんて気付いてないんだろう。報われない恋など、と思いながらも断らない私は彼の笑顔に弱い。

18/03/08 12:37 140字SS


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