始まってもいない恋愛に

最初から

可能性はないと言われ

もともと精神不安定だった所を

よけい不安定になった。


「ああ結局いつも通り」

「私はまたひとりぼっち」


歳を重ね

適齢期もすぎていく。


仕事に生きてきた訳じゃなく

お金のために生きてきた訳じゃなく


ふつうの「女の子」が夢見た

未来が欲しかった。


親はいつまでも私だけを頼るわりに

男に依存してる。

将来のことなんて

私たちのことなんて

なにも考えちゃいない。


家族で住んでいた家なんてもうない

勝手に出ていった親たち。

残されたのは

ぼろぼろの借家と

老いた猫たち。


仕事もやる気がなくなってきて

笑えなくなった。

一人でいたい。

ただ働かないと生きていけない。

大切な猫たちも。

働かないと兄に

ころされかねない。

昔のように。



昔の彼氏の親や

友達の親が

結婚資金やら

結納金やら

お祝い金やら

そんなものを用意していた事に

驚いた。


あの親は

私たちに頼るばかり

辛ければ

子供の誕生日ですら

自殺未遂。


大変な思いで

育ててくれた

それだけは感謝している

だけど

不倫して

子供をおいて駆け落ちして

選んだ男が最低だったのは

自業自得。

どうして

私たちが

いつもいつもいつもいつも

苦しまなくちゃいけないの


愛されたいのに

愛しかたがわからない

結婚に幸せなんてない

みんなどうせ

わたしを裏切る



借金も

このぼろぼろの家も

出ていくにはお金がない

働いても働いても

消えていく


休みたくても

ただひたすら眠るだけ

なにも動けない

だれも助けてくれない



こんな家からでて

愛し合う人と

幸せになりたい

解放されたい


一生叶わない




わたし

なんのためにいきてるの