2012年1月30日(Mon) 01時41分

ヒットかもしれない。

『流星ワゴン』読了。
２周目に突入。



38歳・秋。
「死んでもいい」と思っていた。
ガンで死にかけの父、妻の離婚宣告、息子の受験失敗と家庭内暴力、会社のリストラ。
疲れきった僕は、夢も希望もなくしていた。

ある夜、駅前のロータリーのベンチに座り、ウイスキーを煽るようにして飲んだ。
なんとなくロータリーに目をやると、１台のワゴンが停まっていた。
赤いワインカラーのオデッセイ。

元気よく、助手席の男の子は言った。
「遅かったね。早く乗ってよ、ずっと待ってたんだから」
それが橋本さん親子との出会いだった………



読んだ後、元気や勇気はもらえない。
ただ「頑張ろう」と思えました。
あと、車の免許を取って将来車を買うとしたら、自分も『オデッセイ』を買おうと思いました。単純だから(笑)


出来ればそういう色んなこと、舞台を観終わったすぐあとに気づきたかったなぁ。
いっつもそうなんですよ。
余韻に浸っててやっと、「あそこ良かったぁ!!」って思えるの。



『オデッセイ』の意味は「長い冒険旅行」。
本当に、素敵な意味だなと思います。


この本は何回でも読めそうです。
図書館戦争以来のヒットかもしれない。



おしまい。