エゴイスト小話。






「ヒロさんにもし子供ができたら、きっと可愛らしい子なんでしょーね」
「……はぁ?」
「小さくて、ヒロさん似で――」
「ちょーっと待て待て!お前いきなり何…っ!?」
「だからヒロさん!子作りしましょう。今から。」
「は?え、……あ、ちょ……っ」
「ヒロさん、大好きですよ!」





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後日。


「……お前似の子供なら(色んな意味で)すごい子供になるんだろーな……」
「俺似ですか?」
「…………お前より上手をいく強者なんだろーな」
「ヒロさん??」
「父親譲りなら頭も性格もいいだろーしな」
「ヒロさん…それって」
「あ?ンだよ。んなジッと見て」
「子供は二人ですか!俺は大歓迎です、がんばりましょうか!」
「―――っ!!!!!!そんな意味じゃ……っ!!」
「大丈夫です、ヒロさんなら!」
「どーゆう意味だっ!!!!? つーかお前、医者なら無理だってわかんだろっ!!!!!!?」