Tagebuch von Blauer Baum


巻頭歌
2008/04/22 21:20

胎児よ胎児 何故躍る
母親の心がわかって恐ろしいのか
夢野久作氏の話題書きです。

愛してる!
というより

恋 し て る !
(↑サイトトップ!)

巻頭歌、変換とかスペース間違ってるかもですが…。
それでも大好き久作氏。
なんか、話題書き見ると「ドグラ・マグラは理解できない」的な意見があったんですが、ドグラ・マグラは分かりやすい方だと思うのは私だけ?
私はかなり納得して読了したんですが…。
科学的だし、ストーリーも登場人物もしっかりしてるし。

寧ろ久作氏は短編の方が難解な気がします。
今例の人間腸詰読んでますが、「そ、そこで終わり!?」感がムンムンします。
私はまだドグラ・マグラと少女地獄といなか、の、じけんと人間腸詰しか読んでませんが、腸詰が一番理解できない。
理解の必要があるのか?って疑問も無くは無いですがね。

さて、私が久作氏のどこに恋してる!かといえば、ダントツでそのカナ使い!
鼻息荒くなるわー。(今日そればっか)
トテモ、とかトテモトテモ出て来ないですよ。
そこにカナを持ってくるか!っていうカナ使い。
びゅーてほーカタカナ。
髪切虫とか猟奇歌とか、小説より詩に近い作品になるとより際立つその表現力。
憧れちゃう。恋してる。

ソフトエログロも良い塩梅。
グロテスクがエロティシズムだと気付かされてしまいました。
背徳は快感なのね、やっぱり。
それを文章で疑似体験するという、なんて高度なプレイ!←

エログロ、アングラと云えば乱歩ですが、イメージ的には乱歩よりは軽い。イメージだけど。
久作氏って、あんまり暗くない気がするんです。
ドグラ・マグラとかもそうだけど、どっかに光が当たってる感じ。ドグラ・マグラだと主人公の知的好奇心とかね。
そこが好き。

人間腸詰読破して、もっと久作氏の作品を読みたいです!
だって恋だもん!

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