幻想物語2

幻想物語2

タイトル通り、幻想の世界を舞台に様々な組み合わせの人々が混沌を生み出すバトンです。
キャラ崩壊や同性愛が生じる可能性があります。キャラの本来の年齢などとズレが生まれる事もあるかもしれませんが、パロディだと割り切ってお楽しみ下さい。あと無駄に長い上にどっかで見た様な話ばかり
本当に本当に無駄に長いので暇な時に書いて遊んでください

注意※神様ネタが多いです。

◆からはストーリー新境地になりますが更に長いのでめんどいっ!となったら◆マークから切り取ってください(汗)

→を忘れていました、すいません(汗)


【1】
【2】
【3】
【4】
【5】
【6】
【7】
【8】
【9】
【10】
【11】
【12】
【13】
【14】


げんそうものがたり
はじまり、はじまり


度重なる裏切りから人間不信になりただ一人地下室に引きこもり人形を作り続ける【1】 地下室に入ることを許されているのは唯一心を許している親友の【3】だけ 血と魂と骨を組み合わせて作り出す傀儡
しかし、【1】は傀儡とは言わず名を与え
我が子同然に慈しむ
人間不信の人形師【1】と【1】を支える魔術師の【3】と 共に暮らす人形の【7】



薬草の採取中に、蛇の毒液により片目の光を失ったが 悪趣味な魔術師が面白がって【5】にバジリスクの目を移植し、その結果誕生してしまった蛇目の【5】
絶望した【5】が流した涙は猛毒となって空中に飛散して その見えない毒は僅か数日で町の人間全てを死なせてしまった
廃墟となった町の中央で未だ泣いている【5】を通りがかった【9】が見つけて、こう訪ねた

【9】「泣いて殺すのが良いか、何も見えぬのが良いか」

どちらも嫌でますます絶望する【5】の前にひざまづき
おもむろに自身の片目をえぐりだした【9】
奇跡か、魔法か その不可思議な力で自身の眼球を【5】に移したのだ
隻眼になった【9】は【5】の泥に汚れた手を握り笑顔でこう言った

【9】「私は皆が笑える世の中を作りに行くんだ、いっしょにどうだ?」

厄災から世界を、人を守り抜き
隻眼の聖者(聖女)と呼ばれる【9】と 隻眼の聖者の傍らには常に左右の目の色が違う従者が付き従い
後に【9】が己の身と引き換えに異界の門を閉じ命が尽きる瞬間まで共にあったと言う



可愛い女の子を動けなくするのが大好きと言うかなり危ない趣味をお持ちの妖精【6】 気に入った女の子がいると 鞭で縛り上げて妖精界に誘拐し、そこで葡萄酒やアップルパイをたらふく食べさせてお腹を満足させるとキャッチアンドリリースの精神に乗っ取って家に帰す 無害である。



【8】「貴方が預けてた愛ですが…もう満期になっていますよ?」

「あ…いや、相手が…」

そんな感じで商売をしている愛の神(女神)【8】
愛銀行に集めた愛をやりくりして、足りないところに回したりしているらしい
預けた愛には利子がつくが、どんなに愛が膨らんでも相手がいないことには使いようがない
…っとまあ、こんな神様だが 魔の物にも手を差し伸べ 何者にも慈愛の限りを尽くす正真正銘の愛の神である 【8】が司る愛の力の前では他の神が操る運命など子供の遊びである



白いカウボーイハットをかぶり未開の地や遺跡を冒険し、軽装とナイフだけで敵地に突入し、列車から落ちても無傷で歩き出す彼(彼女)を人はチャレンジャーと呼ぶ
岩に追いかけられようが、マグマに落ちかけようが
罠にかかろうが必ず生還する無敵の考古学者【4】
…間違いなく就く職業を間違えている



愛の神【8】に仕える天使【10】勝手気儘に愛の矢を撃っているように見えるがこれはとんでもない誤解
お互いの性格、家族構成、相性、趣味、前世、その他…探偵も真っ青なレベルで【10】が調べあげた末に ようやく愛の神【8】から愛の矢を撃つ許可が降りる



夜と星を司る神【12】
手には箒と腰には輝く星屑を詰めた革袋を着けており
夜空を彩るために星屑をちりばめたり 寿命が尽きて輝きを失った星屑を箒で掃いて集めると言う大変な仕事をしている

【12】「散らかすのは簡単だ、片付けるのが私の本当の仕事だ」と優しく微笑みながら輝きを失った星屑たちを再び革袋に戻す
星屑たちは【12】の力を再び受けて輝きを取り戻すまで眠り続けることになる



お正月になると鶴と亀を連れてやって来る福の神【11】
手作りのおもちゃを持ってやってきて「おめでとい〜」と言って子供たちに配って歩く
トイ(おもちゃ)とおめでたいをかけている駄洒落らしいが、全く照れがないから許してしまう
正月の日の出を合図に【11】は北から南まで歩いて行き
高い山は鶴に乗って越え
深い海は亀に乗って進む
全ての国を廻る頃には、春も近くなっているが それでも「おめでとい〜」の声が聞きたくて、沢山の人たちが集まる



霊峰に住む世界一お節介な神様【13】。山小屋の四人が助け合う怪談では、ああ、一人足りないと、五人目を担当し、いまいち盛り上がらない廃墟探検にはこっそり同行してラップ音を立ててあげている あらゆる姿形を自在に取れる古参の神であり、その行動はともかく【13】が息を吹けば雲を吹き飛ばし、手を打てば全ての神獣が目を覚ます



六枚の純白の翼を誇る、審判の神【14】は他の神からの嫉妬から、あらぬ罪を着せられ地上に落とされてしまう。翼が折れ飛べなくなった【14】は、それでも自らの無実を訴えたい一心で天に帰ろうとして、赤い煉瓦を積み重ねて塔を作っていた
だが、それも「復讐に来る気だ!」と曲解されてしまい
神の落雷が放たれ、塔は壊れ、【14】は黒焦げになってしまう
……立ち上がった【14】にもはやかつての優しい面影は残されておらず
黒焦げに焼け爛れた皮膚の中で血に染まった口を開いて ただ全てを呪う呪詛を地の底で吐き続けた



◆ここからストーリー風新境地


【14】『もう私はここから逃げられない、神々を呪うしかない。翼を折ったものに復讐を。壊した者たちに復讐を。』

百年、千年、深く暗い地の底でただ呪いを呟き続けていると…暗い暗い空から砂粒の様な光が【14】に降り注ぎ始めた

光は益々 強くなり小さな光が降り注ぐ空に大きな穴が開き 其処から人影が降りてきた

【8】「やっと封印を破れた!助けに来たぞ!【14】!!!」

其処から降りてきたのは愛の神(女神)【8】だった
翼を羽ばたかせ【14】の前に降り立つと直ぐ様【14】を抱き締めた



【8】「遅れてすまなかった!神々の結界が分厚くて破るのにこんなに時間がかかってしまった!」

愛の神の頬は僅かに痩け、審判の神と並ぶほど美しい純白の翼は結界を無理矢理破ろうとした結果、体は酷く傷付き血に染まっており
羽根も僅かに抜けていた

【8】「さあ!帰るぞ!こんな所にもう用はない!」

そう言って愛の神(女神)が【14】を抱き上げ空を飛ぼうとした時…再び豪雷が【14】目掛けて落とされたのだ
咄嗟に【14】を自身の翼で包み庇う【8】

【14】「【8】!!!」



【8】の翼は焦げ 血の焼ける嫌な臭いが辺りに漂うが…【8】は閉じていた目を開き 更に【14】を抱く腕に力を込めた

【8】「何も心配しなくて良い…私は愛の神だ…他の神が司る力なんぞ子供の遊びも同然…必ずお前を天に返す」

しかし、焼け焦げた翼では空を飛ぶことは出来ない
また次に雷が落ちれば守りきれるかどうかも…
【8】は憎々しげに天を睨み付け叫ぶ

【8】「貴様らのちっぽけな雷で私の身を焼き尽くせると思ったか!直ぐに天に戻り、貴様らの罪を罰してくれるわ!私の大切な親友にあらぬ罪を着せ傷付けた購いは必ずしてもらうぞ!!!」



地上にこだまする【8】の叫び…再び雷が落ちることを覚悟して【14】を庇う様に翼で包む…しばらくすると、天からきらきらと輝く星屑が星座を作る様に並びながら二人の元に降りてきた
ハシゴの様な形をした星座の先から

【12】「【8】!もう大丈夫だ!もう奴らは雷を落とせない!星のハシゴを使って戻ってくるんだ!」、と星の神の声が

【8】「【12】!」

歓喜する【8】は、先に【14】を登らせ 自分は【14】が落ちない様に下から着いていった



【12】「【8】!【14】!よく生きていてくれた!」
涙ながらに二人を抱き締める【12】
【8】「よせ、傷に障る」
【12】「あ、す、すまない」

言いながら離れる【12】



そして見てみると其処には福の神【11】と霊峰の神【13】の姿があった
【11】神は急いで【14】の体と翼に大きな文字で『福』と書かれた壺に入った塗り薬を塗って治療を始めた(【8】は自分は掠り傷だから先に【14】を治療してくれと頼んだ)
【11】「私の万能傷薬は福のパワー100%の塗り薬だから塗ればたちまち傷も治るし、翼も綺麗に治るし、お肌もツヤツヤになるよ〜」
【8】「最後のはいるのか?」
【12】「と言うか…福のパワーって…それどんな塗り薬なんだ?」
【11】「ん〜と…沢山の世界樹の若葉をエルフの秘薬に2年福のパワーを注ぎながら漬け込んで、柔らかくなった葉と粉末状にしたユニコーンの角を練り込んで作った軟膏だよ〜」

【8】「めちゃくちゃ効きそうだな」

【11】「もちろん!どんな傷もたちどころに治る!美容にも良いよ〜」

【14】「美容は関係あるのか…?」

【11】「もちろん、だってこれは元々【14】の為に私が作ってた薬だから」

【14】「え…」

【11】「…あ、ごめん、何でもない」

愛の神【8】、何かを感じ取ったのか嬉しそうに笑っており

星の神【12】は頬を僅かに赤くして咳払いをしてそっぽを向いた



みるみる内に【14】はかつて審判の神と呼ばれていた頃の美しい姿を取り戻した 黒焦げに焼け爛れた皮膚はツヤツヤに再生し抜ける様な白さを取り戻し
無惨に折れ黒焦げに焼けた翼は本来の美しさを取り戻し六枚の純白の翼に戻った

【11】「綺麗に治った〜おめでとい〜」、いつもの和やかなギャグを飛ばして笑う【11】
【14】「…ありがとう…本当にありがとう…」
【8】「さて、貴方を陥れた奴らにキッツいお灸を据えに行くとするか」
指の筋をゴキバキ鳴らしながら不敵に笑う【8】に【12】が

【12】「その必要はない」

【8】「え?なんで?」



【12】「さっき霊峰の神【13】が怖い顔して…『私の目を盗んでこんな悪行を…古参の神の恐ろしさを骨の髄まで叩き込んでやる』って…手を打ち鳴らして出ていった」

【11】「あれ?確か【13】が手を打ち鳴らしたら…」

【14】「手を打てば全ての神獣が目を覚ます…まさか…(汗)」

【8】「あと【13】は今は霊峰を司る穏やかな神になってるけど…昔は戦神として戦場を駆け巡ってたっけ…百の神獣を率いて…戦うのが嫌になって霊峰に隠居してたけど…あーあ…多分、上位神の聖域は今ごろ戦場になってるな…」



【13】が裁きの鉄槌を下し、【14】を陥れた神々は冥府より深い地の底に送られ千年封印されることになった。


後日談なのだが、それから 福の神【11】と審判の神【14】は毎年、新年になると一緒に各地を巡り
『おめでとい〜』と言う言葉と共に子供たちにおもちゃを配って回っていて


愛の神【8】と星の神【12】は 審判の神を助け出したことがきっかけで良い仲になり
最近は天界で一番高い場所で【12】が散りばめた星が輝く夜空を【8】と【12】が寄り添って眺める姿が頻繁に見られる様になったらしい…。




ありがとうございます!
お疲れさまでしたm(__)m

感想などございましたら。


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