雑学)最重要任務

脳は司令塔でもありますので沢山の仕事を抱えているわけですが…その中に、どんなマイナスが出ても行う命令があります。
それは生命を継続・維持させることです。
なので『その記憶を思い出すと身が危険になる』という記憶に対して脳はプロテクトを施します。
だけど、それは完全にではなく一生でもありません。

それは何故か?
最重要は『命の存続』な脳ですが、その次に重要となるのが『その個体の成長』だからです。
勿論、そのため『その記憶を覚えていると成長の邪魔になる』という記憶にもプロテクトを施す場合があります。
しかしこちらは、必ずしもというわけではありません。
何故なら、人間は経験を積み、困難を乗り越えながら成長していく生き物であり、それをしないと健全ではなくなる生き物でもあり、そして健全でないと生命の危機を招きやすくなる生き物だからです。

尚、この『命の存続』に関して言えば、脳は本人の意思や感情・常識や倫理観を無視する傾向にあります。
よほど差し迫った…脳自体が異常な状況に置かれていない限りは、その個体の命の灯火が消える瞬間まで生命の存続に力を尽くすのです。
たとえ…その身に重大な支障をきたす羽目になるとしても…他の個体を纖滅してでも…ね。



■参考資料:脳医学の本、精神医学の本、奇跡的生還者の体験談話集

雑学)機能的「忘れる」

人は産まれる時、お腹の中での記憶を忘れます。
コレは、脳が痛みを抑える物質を大量に分泌させるからだと言われています。
出産時…痛いのは母体だけじゃないんですよ…
赤ちゃんは、もっと痛い。
それは、そうでしょう。あんな狭い所を通ってくるわけですからね。

でも、その物質は大量だと記憶細胞に影響を及ぼしてしまうんですよ。
紙に書いた字が水に濡れて読み取りにくくなるように、それまで記録していた記憶が読み取りにくくなる…つまり「忘れる」わけですね。
だから産道を通って産まれてきた人は、お腹の中にいた時のことを覚えていない。逆に言えば…産道を通らず産まれてきた人は覚えている可能性が高いわけですけどね。
ところが、そんな風に残っても幼児期の知恵熱騒ぎでキレイさっぱり忘れます。
知恵熱が出ている時もまた、脳は肉体を守るべく大量に分泌させてるわけですね〜

このように酷い痛みを伴うものに対し、脳は常に身を守ろうと反応し、痛みを抑える物質を大量に分泌させます。
そのため、幼児期以降でも読み取りにくくなる記憶が発生するのです。



■参考資料:脳医学の本
本のタイトルは忘れました。私にとって本のタイトルは不必要な情報だったみたいです(笑)

雑学)忘れる?

人間の脳はスーパーコンピューターとは比べものにならない程の記憶容量と計算速度・作業速度をもつと言われています。
なので脳が出来た瞬間から死ぬまでの記憶を全て保持できるそうです。
ソレを忘れてしまう理由は状況に応じて様々。
しかし記憶自体が消えることは、そうありません。
なぜなら「記憶」は記憶専用の細胞に刻み込まれているからです。

では、なぜ忘れるのか?
普段の記憶を忘れる理由は簡単です。
単純に検索(思い出す)をしないからですよ。
携帯の予測変換機能を想像してもらえば早いかと思いますが、脳はよく検索するものを手近に置きます。
また、脳は寝ているうちに記憶の整理整頓を行うのですが、その際、検索しないものは奥に置いてしまうわけです。
これでは、なかなか取り出せません。
まあイメージ的にはそうですが、実際は脳が発信する電波信号を受け取りづらくなってしまっているだけですけど。

まあこれが普段の意味…健康な状態での「忘れる」の正体でしょうね。



■参考資料:脳医学の本
現物あるけど、引っ張り出すのが面倒くさいので、本のタイトルは勘弁ね。
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