産まれるということ 2

私がその結論を出したのは、遠い昔…私が中学生だった頃…
私は、それ以来、そう信じて生きている。
この世は修行…
悟りを開けば…次の生ではワンランクアップ出来る。
私は今生をただのステップとして捉えるようになった…
今もそれは変わらない。

たぶん…他人様から見たらバカげた考え…
だけど私には、それが救いになった。
この世は因果応報…
苦あれば楽あり…
いつかは幸せになれる…

人は何かを信じて生きていく…
何かを信じて強くなる…

昔、私は…亡くなった兄弟(中絶された兄弟)の分まで清く正しく生きるべきである。それが運良く私だけ産まれたこと(私の前後が中絶されて、私だけ産まれてきた)に対する責任。贖罪。だから死ねない。死んではならない。…なんて思っていた…
でも、それは自惚れ…

私には罪だった。産まれてきたこと、そのものが!
だからかな…生きていていい理由を探したのよ…
私が産まれてきてもいいという理由…
でも、それはあくまで昔…
もう答えは出ている。
私にとっての正解。私にとっての答え。
そして生きることに不安な時…それを何度も呟く。
私は私の為に産まれてきた。
生きたくて産まれてきた。
私にとって、それが真実。

産まれるということ 1

胎児も自殺する。
一般的には、あまり有名ではないけど、関係者にとっては常識(?)らしい。

胎児は聞いている。
外の音。両親の会話。
胎児は感じている。
母親の心情。外の気配。
そして胎児は考える。
もし、そこで絶望したなら、胎児は産まれる選択をしない。
そう…産まれてきた者は皆、選択をしている。

産まれ出ること…
それは、けっこう大変なことらしい。
より生に執着がある者だけが、この世に生を受ける。
親は選べない…環境は選べない…が、少なくとも生を選択している。
(※とある教え的には、自分が宿る子宮も選択していることになる)

この世は辛い。
幼児の時分から、人より多く苦労する者もいる…
親は選べない…選べないが…魂は、選んだ…逆境に身を置くことで強くなることを。
そう…思わなきゃ…やってられない。

表面意識と魂の意識は別である。
魂は、己をより上位へと導く行動しかしない。
上位意識体になること…
それが魂の目標。優先すべき事項。

産まれなきゃ良かった…
言うのは簡単。
でも、ホントに産まれたくないと願うなら…私は既に生きていない。
私の存在は最初から無い。
…流産しかけても、私はしがみついていた…だから産まれた。
それが全てを物語っている。
だから…堪えなきゃいけない…乗り越えなきゃいけない…この身に降りかかる苦行に。
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