10代の過ち…3

でもね、あの頃は本当に一生懸命だったんだよ。
日に日に増す、親への殺意…
その殺意に恐怖する自分…
生まれて初めて、自分が恐ろしくなった日…
親に怯え、自分に怯え…自分は死ぬべき人間ではないのかと苦悩する日々…
もう過ぎてしまった時間だけど、私は本気だったんだよ。
その日その時間、その全てが本気だった…

私が苦悩を晴らす為に費やした日々。それを無駄だったとは思わない。
あの時、逃げ出さずにはいられなかったのも…それはそれで無駄じゃない。
私は私を救うために必死だった…それを無駄とは言わせない。
だけど…ふと思うんだ。
違う生き方もあっただろうってね。
もっと違う…逃げずに済んだ方法もあっただろうってね。

10代…今考えると、やっぱり若いよね。
考え方が短絡的だ。
でもそれでも、あの頃の私には最善の策だったんだよ…
私が大罪を犯さない最善の道…当時の私には、それしか浮かばなかったんだ。
バカだよねぇ…
偶に自分は、相当な愚か者だと思う時があるよ。
まあ、そんな自分も嫌いではないけどね。

ああ因みに、親や自分に怯えていたのは、10代と言わず何年もです。
治療の成果が出始めるまで、ずーっと怯えてました。
その前まで、ずーっと怯え放し…
でも、そのおかげで変な知識(?)が身に付きましたけどね(笑)

10代の過ち…2

次の過ちは、私がその時にしか出来ない選択肢を選ばなかったことにある。
その時にしか出来ない選択…厳密に言えば、その時だけというわけでもないのだが、その時だけは大手を振って時間を取ることが出来る選択…それは、学業だ。
学生時代…その時間(学校がある時間)だけは、学業に専念しても怒られない。誰も、穀潰しとは言わない。役立たずとは言われない。恵まれた環境。
私も出来るなら専念したかったよ…
だけど私は飽和状態だったから、結局それも中途半端になってしまった。なにより…私は自分の成績の良さにアグラをかいていたしね…
だけど…そう…私は諦めるのが早過ぎたんだよ。
たとえレールが敷かれていようと、そのままトップクラスを突き進んでいれば、親を説得してくれる味方が増えたはず…それがたとえ、学校や先生方の評判上げでしかなかったとしても…

まあ、あの頃の私は大人全てに不信感を抱いていたからね…大人の思い通りになるのがイヤだったんだよ…
でも、そういうことじゃないんだよね…学業を真面目にやるって。
たとえ、自分の思い通りの進路を選べなくても、一生懸命やったことは自分の身になるんだよね。それに、それを一生懸命やるうちに親の気が変わったかもしれないのにね…うちの親、気分屋で見栄張りだから…
だから、早々に諦めた私が間違いなんだと思う。先見の目がなかったというか…自分で自分の選択肢を狭めたんだと思う。

まぁ、だからどうだというわけではないのだけどね。
ただ…親との問題なんて、それらが終わった後でも十分遅くはなかったんじゃないかと思うんだよ。学生時代に考えるべき問題ではなかった…私は私がその時出来ることをやれば良かっただけなんだよ。悔いをしないようにさ。その時しかやれないことを。
それに、そんな難しい問題…学生の小娘には無理だよ。所詮は子供なんだから…いい案なんて浮かぶわけがないよ。
まあ、運が良いことに、私のはそれ程差し迫った問題ではなかったからね…体は痛かったけど。でも、骨折するほどではなかった。
そう…強いて言えば、私の加害妄想が激しくなっただけ。それ以外で差し迫るものはなかった。

まぁ、その加害妄想も要は自惚れで…親を殺すかもしれない危機感切迫感なんていうのは、ただの症状でしかなかったわけなんだけどね。
うーん、ホント…私は子供だったよね…10代なんてさ。

10代の過ち…1

最近よく、昔のことを思い出す。
その時その時…私にとっては最善の選択をしてきたはずなのだけど…今になって思えば、やっぱりその選択は子供で…最善とは言い難いことに気付く。
学業…進路…親との関係…決められたレール…
考えることが多すぎて、あの頃の私は飽和状態だったんだろうな…
その時にしか出来ないことを捨てて…安易に逃げて…
勿論、逃げるのも私にとっては大事な選択だったとは思う。
親との関係なんて、子供側だけがどうこうしようとしても出来る問題ではないから。だけど、逃げる選択を選ぶ前に、もっと…その時にしか、やれないことをするべきだったのだと、今なら思える。
そう…学生時代にしか出来ないことを…

たとえばコミュニケーション。
私はもっと、他人とコミュニケーションを取るべきだった。
一人で考えるのは大事だ。だけど、他者の考えを参考にすることで、もっと違う選択肢…選択肢に幅が出てきたはずだ。
そうすることで逃げる以外の選択が出来たのではないか?
いや…逃げるまで追い詰められることは、なかったのではないか?
一人で考えるから煮詰まる。
一人の考えは、所詮一人の考えだ。どんなに角度を変えようと、所詮は一人。幅はあっても根本的な考え方が変わらないので、袋小路に陥りやすい…
そんな単純なことすら、私は気付かなかったんだ…
自分を律するのと、自分を罰するのは違う…
まして、縛り付けても苦しさは増すばかり…
私は、その違いに気付かずにいたんだ…
それは偏に、自分の中に新しい風(考え方)を取り入れようとしなかったから…新しい風を取り入れなければ、空気は淀む…
そう…単純なことだ。

PS2)for symphony


『e’tude prologue』と同じ男女両視点恋愛アドベンチャー。
但し、こちらの方はミニゲームなどがなく、シンプルに選択肢を選んで読み進めていくだけの物。

オートがあるのは嬉しいが既読スキップはR1押しっぱなしなのが辛い。

◆出演声優
・長崎萌
・桑谷夏子
・妹尾くみ
・こやまきみこ
・伊藤美紀
・結城比呂
・鳥海浩輔
・井上和彦
・保志総一郎
・飛田展男

CD)EXIT TUNES PRESENTS 煌百花繚乱舞踏会 feat.神威がくぽ

がくぽのCD買いました〜♪

以下、入ってる曲の紹介

01.ダンシング☆サムライ
02.喪失モノクローム
03.ヴェノマニア公の狂気
04.バタフライ
05.疾風
06.呼吸
07.人狼狂詩曲
08.絶の獄
09.接吻は刹那-DISCLOSER ver-
10.In the name of God
11.Good-Morning!
12.霊験あらたか珍宝寺
13.Set Up Hurry
14.Paranoid Doll
15.Dr.リアリスト
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