ふと昔のことを思い出し…いたたまれなくなる。
必死で前を向こうと…未来を現在を見ようと…それだけを考えようとするけど、頭の中から過去が消え去ってくれない…

自分の行い…それを思うと、どうしようもなく死にたくなる。
自暴自棄だったから…それは言い訳にしかならないから…どうしようもなく自分が汚らわしい者に思えて、存在を抹消したくなる。

私は綺麗じゃない…清らかじゃない…
現在はどうあれ、過去は消せないから…
自分で自分の評価を落とした自分が許せなくて…泣き出したいような…消えてしまいたいような…なんとも言えない感情に押し潰されそうになるんだ。

私は清らかでいたかったんだ…品行方正でいたかったんだ…
冗談のきかない、くそ真面目な自分が好きだったんだ…
なのに、なんで私は自ら自分を貶めたのだろう?
なぜ救わなかったのだろう?
悔いても悔いても悔い足りない。
もっと大事にしたかった…自分を愛しんであげたかった…
自棄にならずに生きる方法があったはずなのに…私は自分を粗末にしか扱えなかった…
そんな自分をどうしようもなく殺したいんだ…

まあ、出来ないんだけどね…好きだから…
自分のこと好きだから殺せない。
清らかじゃなくても私は私だから殺せない。
愛しているから殺せない。

でも悲しいんだ。
過去の私を知る人間がいる…自暴自棄な頃の私を知っている人がいる…
その人達は私の内面は知らない。普段の私を知らない。私が自暴自棄だったことすら知らない。
だから私の印象は悪いはず。
そのことを思うと、胸が苦しくなる…息が詰まりそうになる…視界がぼやけそうになるんだ…