話題:今日見た夢
今日は珍しく、私は私でなく他人になっている夢を見た。
何かというと折檻したがる両親、両親がいない間だの私の動向を逐一両親に報告する祖母、そして弟が二人という家族構成だ。
私は小学生高学年だった。
その日も、出掛ける両親に出掛けている間の家事と弟の世話を言いつけられていた。
私は、叱られないよう、それをこなした。
だが祖母が、やれ不機嫌だっただの、やりたくなさそうな態度だっただのと両親に報告し、結局、折檻を受ける羽目になった。
私は両親共々、この祖母が嫌いだった。
で、次の日…
いや、正確には次の日になっていない。また、同じ日がやってきたのだ。
なので私は、今度こそ折檻を受けずに済むよう頑張った。しかしそれは無駄だった。
どうやっても祖母には、私がイヤイヤやっているように見えるらしく、また意地悪姑のように細かいところを突いてくるんだ。
私は、また折檻を受けた。
そんな数日(私にとっては数日だが、カレンダーは進んでいない)が過ぎ、私は気付いた。
ループしている!!
じゃあ、次の日になるには、どうしたらいい？
私が折檻されなければ時は進むのか？
私は最初、そう思って頑張った。でもそれは違った。
そして、ふと思ったんだ…
どうせループするなら殺しちゃってもいいよね？
私は、ソレを実行した。
そしてソレが正解だったようで私はループから抜け出し、次の場面では私は高校生になっていた。
ただ、弟は上の弟しかいなくなっていたが…
でも、そんなある日、私は弟の告白を聞いてしまったんだ。
「僕は見てしまった…お姉ちゃんがあの日、物置で変な溶液を持って、車庫に行くのを…」
バレた!!弟にバレていた。
私は焦った。このままじゃ私の平穏がなくなる!!
私は決めた…弟を殺すことに…
だが、それは間違いだった。
私は再び、小学高学年のあの日に引き戻されたのだ。
私は理解した。上の弟は殺さない。コレが正解…
私は、その日も手際良く祖母と両親を殺した。
一番下の弟がどうなったかは分からないけど、もしかしたら、同時に殺してるのかもね…私が。
そして再び私は高校生になり、再び偶然、弟の告白を聞く。
だけど今度は、聞かなかったことにした。
そして、それはやはり正解だったのだ。
次の場面で私は、孫もいる老婆になっていた。
で、そんなある日、足に何かがくっついた。
感触からして、それは虫の脚…
私はパニクって近くの男性に取ってもらった。
(他人になっても私は虫には弱いんだな(笑))
それは大きな…50cmくらいあるクワガタだった。
取ってくれた男性は、ソレを殺そうとしたが、私はソレは待ってくれと言った。
すると、クワガタの首がコッチを向いた。
クワガタは研ナオコに似た顔をしていて、私の顔を見て二ヤッと笑った。
「あんた、度胸あるね」
クワガタは、そう言った。
「わたしゃ、あんたが気に入ったよ。好きなことを三つ叶えてやる。言いな。」
私は驚いた。顔があることも、喋ることも…
ナルホド…男性が殺そうとしたのも、そういうわけか…とも理解した。
で、願い…ねぇ…
もう私には願いはなかった。
自分で叶えちゃったからねぇ…
それに…ここで失敗すると、またループする…
コレは勘だけどね…
なので私は、とりあえず考えさせてくれと答えた。
そうこう考えていると、孫が私の鼻先でハサミを使い福引き(?)の紙を開けていた。
中には図書券一万円分の当たりくじ。
私はクワガタを見た。
クワガタは、また、ニヤリと笑った。
そこで夢は終わり。
私が起きちゃったからね。
まあ不気味な夢だけど、夢占い的には、良い夢らしいよ。
まあ、人面クワガタが良い夢に入るかどうかは別にして…ね。
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