脂肪を減らすには毎日20分以上した有酸素運動が必要か?
答えはノーというのが最近の研究でわかってきました。
まず20分という時間ですが、これは、脂肪倉庫(皮下脂肪や内臓脂肪)から、血中に脂肪(エネルギー)を取り出すまでの時間なんですよね。じゃあ、それまでの20分は、どこのエネルギーを使っているかというと、血中に漂っていて直ぐに使えるような状態になっている脂肪なわけです。
この脂肪は、運動をしない時でも基礎代謝として使われています。動物は生きている限り、エネルギーを消費し続ける生き物ですからね〜
でまあ、余った分が皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられているわけです。
じゃあ純粋に、カロリーを消費する運動を加えると血中のエネルギーは、どうなるでしょう?
答えは『減る』です。
1日の中…運動する度にドンドン減っていきます。それが例え5分だろうが10分だろうが減っていきます。
まあ、理想は1日合計20分以上ですけどね。

さて、そうやって運動していますと、そのうち血中のエネルギーが足りなくなってしまいます。それをどこから捻出するのか?
それは勿論、脂肪倉庫から出してくるしかないわけですよ。その上、毎日の運動で徐々に筋力がついたり、リンパの流れが良くなったりして、基礎代謝自体が上がったりしています。なので結果的に消費カロリーが上がり脂肪が燃焼されやすくなっていくというわけです。

但し、気をつけなければいけないことが1つあります。それは筋トレをしないと、エネルギーを脂肪倉庫じゃなくて筋肉から捻出しようとすることです。特に空腹時の運動は、その危険性が高くなります。なので筋トレは欠かさず、筋力を落とさないように工夫する必要があります。

因みに足とかは体重を支えるために筋肉が必要なので、そう極端に落ちることはないですが、特に腕や肩、あと腹筋も落ちやすいので、腹筋は毎日筋肉痛になるくらい、腕や肩は筋肉痛にならないギリギリ程度の筋トレが必要です。