私は、自分のことを…バカだと思っていました。

学生時代は、皆、手を抜いてる…学校のテストごときでは実力を出さないんだなぁ…と思っていましたし、皆は本なんて読まなくてもいいくらい、親にいろいろ教えてもらっていて、いいなぁ…とも思っていました。

また、塾は教科書には載っていない高度で専門的なことを教えてくれるとこだと思っていたので、塾に行ってる子を見ると…いいなぁ…沢山教えてもらえて…私は本でしか勉強出来ない…教えて貰えない…と、とても羨ましく思っていました。

だけど、そんなのは言い訳にしかならない!とも思っていたので、たとえ高度でなくても…最低限の常識程度は身に付けねばと、図書館から沢山の本を借り一人で黙々と勉強したのです。

私は図書館にある本に書いてあることは最低限な基準。身に付けて当然なこと。一般常識と思っていたんですよ…
それは、お店で気軽に買える書籍も同じことで…
だから…
私が知っている常識は、皆、当然のように知っている常識…一般常識の最低限レベルでしかないのだと思っていたのです。

結論から言うと…大きな勘違いですね。
だけど私は知らなくて…
精神科で…私が一般常識と思っていたことは、一般ではなく、専門分野側だと知りました。
そしてそれは人によっては抵抗があるものだと…馬鹿にされてると感じることもあるのだと知りました。
私は主治医に通常会話では専門用語を使わないよう注意されました。

でもね…少し自覚するのが遅かった…ですね。
だって息子は、私の話…見解などを聞きながら育ったのですから…