2013/12/15 08:25
助けて

小説にでてくる綺麗な背景描写を頭に思い浮かべることができない。

文字を目でなぞるだけ。

一所懸命思い描こうとするのだけれど、どうしても色見がない。

実際、自分が見ている光景すらも色はあれど彩はない。

「キミはどこに行っても、何をしてても興味ないでしょ?」


彼の発言はいつも的を射ている。ご名答。大正解。


だけど、彼と色々な場所でデートがしたい。
彼にしか興味がなくて、デート中に彼しか眼中になくても、彼の声にしか耳を傾ける気がなくても、兎に角何処かに連れて行ってほしい。
遠くでも近場でも。


あたしの感情を動かせるのは彼だけだ。
彼に最期の希を託してもいい?
身を、心を委ねてもいい?
頼らせてください。



皆にとっては当たり前のことが、あたしには当たり前じゃなかった。
いつも何かに怯えながら、弁えてひっそり生きていこうと決めていた。
感情を出すことすら諦めていた。



次第に、楽しいだとか幸せだとか、そういう感情が沸いて出た後には、罪悪感と自己嫌悪に苛まれるようになった。



彼といると深く深く埋めた感情を掘り起こせる気がする。
置き去りにしてきた感情も取り戻せる気がする。


あたしも人並みに楽しんでも、もう良いよね?


自分にお金かけることも無駄だとか思わなくて良いんだよね?


呪縛を解くのは自分だけれど、手伝ってほしい。
洗脳から解放されたい。


依存させて。
赦して。
一緒に居させて。
あたしに依存して。
独占して。
放さないで。



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