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銀魂映画




お久しぶりです、って言葉もここまでくると何年越しかのように感じますね、こんばんは洸です。



ようやっと映画見に行きました。

もう、やばい。
それしか言えない。
ニヤニヤしながら顔を抑えて膝折り曲げて内心叫びながら見てました。
←大丈夫か23歳。

みんなイケメソすぎて心から恥ずかしくなった。
山崎が思ったより出てて嬉しかった。
坂本社長出れてよかったね(笑)
例の4人の写真、左側の人が若干近藤さんに見えた。
みんな攘夷でいいじゃない。
銀魂は本当にやってくれる。
映画泥棒があんなに主役級はれる映画は他にあるまい。
ていうか何も言えねえ。

今ね、現実が地獄画図のようなんですよ。でもそんなことがどうでもよくなった。物凄く面白かった!



サイト始めてもう5年目?そんな事すら分からなくなる程の放置具合で社会に出てからはジャンプも立ち読み流し読みサイト廻り出来ずなのに、こうやってまた引き込まれる。学生の絶頂期と比べたら宇宙とカスの差ですよ。

周りのサイト様も少し様変わりしたようで、寂しいような時間の流れを感じる。私も当人ではあるけれどやっぱりこうして抜け出せないね。

辛い現実を今だけは吹き飛ばしてくれた。また虜だ。私が引っ張られやすいのか、銀魂が引き込むのか、それだけ感化されてきたんだな。



やっぱり凄い。

銀魂好きだ。



みんなに言いたい。
例えどんなに辛い現実がこの先待ち受けていようとも、それによって環境が離れて行こうとも、銀魂を好いている今日この一瞬は必ずその時に再び自分を明るく照らしてくれるだろう。

私がその証人だ。



あ、なんか上手いこと言った気がする。




完。
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お久しぶりにござります。



半年余り経っての更新、皆様お元気でしょうか。

私めに置きましては5月に人生初の引ったくりに遭遇致しました。6月に22歳になりました。7月に花火を見ました。8月に沖縄行きました。9月に社内コンテスト優勝しました。
そんな感じで元気です。

しかし銀魂に触れる機会がジャンプのみで山崎の事を想う時間が皆無に等しくあります。

こんな状態のままサイトを運営して良いのか迷いましたが、私は私が時間を掛けて書き連ねた小説達が大好きです。消したくないです。ランキングからの撤退もしたくありません。なぜならそこにいれば皆様に目を通して頂く機会が増えるからです。

という至極自分勝手な言い分を述べましたが要するにサイト運営頑張りますって事です。

詳細にもある通り、皆様もご存知の通り、気紛れな管理人です。更新も1年に1度です。気付けば3年が経過しています。早いなぁ。学校懐かしい。

話がずれましたが長々しいのでこれにて。

これからも宜しくお願い致します!





おやすみ




繰り返される毎日に
それでも移ろう毎日に
流されるだけの自分に

不公平で不平等な不幸に
それでも少しの幸せに
一喜一憂される自分に




もう何もかもを投げ棄てたくなったんだ




「やぁ久しぶりだねぇ僕」




不気味な模様をした猫が木の上から話しかけてきた。
急な場面転換、暗い森の中で切り株の上に腰掛ける。出会いたくなかった。出会った事なんてないけどそう思う。




「ははっ狂った僕は何を考えているのかなぁ何を考えたって何も変わりはしないのに」




知ってるさ。
自分は何を考えても何か変えた事はない。ただ意気込むばかりで結局はその場かぎりの決意だ。

いつだってそう。周りの目が怖くて動けない。やらない振りをするだけ。誰にも興味を示せない僕は誰からも興味を示されない。

深い深い[何か]に溺れそうだ。




「愛されたいなぁ」




その言葉は自分の[何か]に触れる。そんな事を軽々しく言うチェシャ猫にこれまでの住人とは遥かに違う苛立ちが込み上げる。こいつと話すと歪む。




「そう睨むなよ今のはただの独り言さ口癖と言っていいくらいなんて事ない不変な日常に漂う音なんだから気にするな」




にやにや笑う猫。見透かされるような嫌な気分だ。傍観ぶって全て悟っているかのような振舞い。公爵夫人みたいな優雅な人のペットなんて似合わない。




「残念な事に従順だけがペットの売りじゃないんだなぁ僕は自由な猫さ」




みんな自由だろ。お前が突出して歪んでるだけだ。




「ははっ本当に僕は相変わらず狂ってるねぇ」

「自由だって笑わせる僕らは君だよ君は臆病者だ自由になんてはまれやしない自由ほど歪みに等しいものはない」

「そうだから大正解すごいな君の歪みは僕さ自由な君は僕なんだよ理解出来ないだろ」

「何たって僕たる君がこちら側にいるのも君たる僕がそれを望むからさ自由は歪みを求めてる全くもって困った話だよね」

「おわかり?」



頭が痛い。

喋り方のテンポも鋭い瞳も上がった口角も全てが気持ち悪い程に狂って歪んでいる。



「否定するなよ僕はいつまで寝てるんだ」



木の上にいたはずの猫がいつの間にか肩にいた。ふわふわと柔らかい毛並みが首に触れ形容しがたい不安感が募る。

不安、不安、不安。

不安は怖い。
足がすくんで動かない。



「やれやれ困った僕だ分かった一先ずお茶にしよう僕は僕たちは君に甘いからね何たって6時みたいだ」



チェシャ猫の声が遠ざかる。それと一緒に重たい不安が抜けていった。

顔を上げれば目の前にキレイな花が咲くアーチが出来ている。その先はよく見えないけどここよりは光が溢れていて眩しい。



振り返らず逃げ出すように汗を拭い躓きながら

僕は───…






『何をやっているんだろう』




end

おはよう




夢追い人は壁を見る。
旅人は穴へ落ちる。

現つで人は自分自身に唱歌し、狂った私を追い、壁を建て、穴を掘り、そうして優雅な時を過ごしました。

考える必要なんて全くないさ。楽な方を選べばいい。




『君は誰だい?』




真っ暗だった世界に光が漏れる。誘われるように目蓋を開けた。

高級な家具が並ぶ部屋。ふかふかなベッドの上。また知らない場所に、知っている場所に来ている。




「あら、目が覚めた?」




美しい夫人が振り返る。優雅にお辞儀し紅茶を勧められた。

何でここに居るのか、なんて質問は無駄だと分かっている。しかし何で"あちら側"へ行けないのか分からない。いつまで居れば気がすむんだ。




「君は相変わらず狂ってるのね」




何度言われた事だろう。紅茶を受け取り狂った住人に目を向ける。優雅に笑う公爵夫人は今までの自分より落ち着きがあった。




「追わなきゃ夢は見れないわ。君は紅茶を飲んでるだけでしょう?」




カップの底を見つめる。残った茶葉が犬の形に思えた。良くない兆し、そんな占いがあったような気がする。夢を追う事への恐怖。

ここには疲労感も焦燥感もない。愉快に滑稽に全てが楽しくやっていた。自由というのが相応しい。狂っているのが普通なんだ。





「そうね。確かに君から見たらそうかもね。でも私たちは、君は、臆病だから自由は得意じゃないの」




優雅に悲しげに俯いた夫人。よく分からない。こちら側の自分はみんな訳が分からない。理解していたはずの自分にその言葉に初めてズレを感じた。




「自由な君自身に会って」




誰に?




「自由で不安定で気紛れな私の可愛いペット。きっと君を惑わせてくれるわ」




優雅な動きで夫人の手が頬を撫でる。そこはトランプの赤が飛んできた所だ。そんな事をぼんやり考えるうちに急な眠気が襲う。

いつまで居るんだよ。




ベッドを突き抜けて底に闇にさらに深く。

浮遊感に包まれながら目蓋を閉じた。




next

はじめまして




白い薔薇が咲き誇る園を赤いペンキ片手に駆け回る。せっせと真面目に直向きにペタペタ赤く塗りつぶせ。

ペタペタ ペタペタ

ボタボタ ボタボタ

可笑しいな。気付けばそこは真っ赤な海。トランプが転がる真っ赤な海。
あーあ残念気付かれちゃった。真っ赤に怒った女王様が全てを真っ赤に染め上げる。女王様は赤が大好きだからね。



だから気を付けて。



「私の城へようこそ。君を待っていたわ」



赤いドレスに身を包み赤い髪を靡かせて赤い瞳で真っ直ぐ見つめる。なるほど確かにコレは狂ってる。



「また可笑しな事を言って。君は相変わらず狂ってるのね」



ニコニコと優しい笑みを浮かべるハートの女王。けれどその手に握られているのは赤く光る巨大な鎌。狂暴で凶暴な性格に違いない。



「なぜ?」



なぜだって?そんなもの決まっている。女王らしい赤く高級な椅子の真横には赤くなったトランプが幾重にも積まれているからだ。



「そう、でもこれは罰なの。いけない事をしたら叱らなくちゃいけないでしょう?女王としてトランプ達にいけないと解らせてあげなくてはいけないと思わない?」



帽子屋や三月ウサギのような愉快滑稽に狂った奴らとは正反対。赤い眼孔は鎌と同様に鋭く畏怖の象徴だ。



「あら、いけない」



女王様は立ち上がると鎌を構え、おもむろに一振り。その軌道は側に仕えていたトランプの首を跳ねた。赤い絨毯が広がる。



「いけないわ。蜂が止まっていたの。刺されてしまう所だったわ」



安堵の表情を浮かべ鎌に付いた赤を振り払う。その一滴が頬に飛んだ。滴るそれは服を赤く染める。狂気に狂喜を感じる狂った女王様、彼女もまた自分なんだ。



「当たり前じゃない。"こちら側"は君自身なのよ」



きっと自分は殺されない。自分で自分は殺せない。けれど、自分を壊すには充分過ぎる自分だ。



「ほらもう6時よ、帰りなさい。私は何時でも何処でも君を歓迎するわ」



ハートの女王が鎌を振りかざす。先程トランプを壊したそれは自分の首を狙っていて、だけど何をするでもなくただゆっくりとそれが訪れるのを受け入れ目蓋を閉じた。

目蓋を閉じていても明かりが漏れる世界から漆黒の闇へと堕ちる。




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