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私は私を正当化するために
自傷行為のような人間関係を保つ

相手を見下して侮っていた自分とか
騙されていたことを認められない自分とか
それを知らないフリするしかない自分
大人の顔をして善人ぶる自分
弱い自分同情を買う自分

他人の関心を引いて安心している自分

そのすべてを
私は正しいと言い聞かせ思いこみたくて
私は私を痛めつけ続け

そして罪滅ぼしのために笑う

笑わなくても誰も責めない
私を責めない
愛してくれる
慰めてくれる
他人が私の気持ちを慮って
代弁して憤り悲しんでくれる

それに安堵している

私はまだ誰かに必要とされていて
誰かに関心を寄せられていて
生きている価値等ないと思うことを
否定してもらえている存在なのだと

ずるい生き物
私は強くなんてない
強がっている哀れな自分を
大衆に向けて上手く見せて
演じ切っているにすぎない

私を殺したいのはいつも私
私の価値をなくさせるのは
いつも私だけ

どれだけ愛されても
私を殺したいのはいつも私

.

もうすぐ30歳になる

毎日何かを書きたくなるような
残したいようなこともなく
若い時よりも格段に過ぎるのが早くなった日々を
ひたすら呼吸して生きている

たまに昔の自分の気持ちを振り返って
ここまで何とか歩いてきた自分を慰める

私は変わらず彼のそばで
何とか呼吸して、歩いて、笑っている

何にも求めていない人生
希望も夢もない人生
それでも私が人様に
なんだかんだと可愛がられ
知らない土地で生きていけているのは
彼が私に呼吸させてくれているからだと思う

パートナーになれている自信はなくて
近づいてみると、自分がただただ不甲斐ない毎日
今のカタチが正しいのか分からなくなるけど
それでもここにひと時でも根を下ろしたのなら
そこで光合成でもなんでもして
息づいていくしかないと思う

人は私を、向上心とバイタリティであふれた
勇猛果敢な人間だと勘違いする
コミュニケーションが得意で
人に好かれる人間だと勘違いしている

私はそんな人間じゃない
一人の、彼という存在に愛されるために
努力し続けてなんとかそばにいるような人間なのに
人は私を勘違いする
それは、巧妙な仮面をかぶって
何かの役を常に演じている自分がいるから
欺いているつもりはない
だけど 私の演技はきっと
そこそこの見栄えがしているのだろうと思う

欲しいものさえ望めず
いつも仮面の下で泣いている自分を
誰も知らない
生きる意味すら分からずに
ずっと何かを、
地べたを這いつくばって探しているのを知らない

他人が見た私と、
本当の私のアンバランスさは
年を追うごとに大きくなっている
いつかこのアンバランスに
耐えられなくなる気がする

いつこの舞台の幕が閉じるのか
途方もない演目を演じている気分になる

私は滑稽なピエロと同じ
それでも彼への愛だけで
私はなんとかここで演じられているんだと
そう思う

明日も明後日も
呼吸できていればいいな、
そう思って眠りにつく

.

他人の関心や愛情を
何も信じられない自分がいる

優しいとか愛嬌あるとか
分け隔てないとか
芯が強いとか

愛しているとか

そういう言葉とか感情を
他人事に感じて信じない自分

誰かが私のことを
愛してくれるなんて思えなくて
変わらない感情を持ち続けるなんて
到底思えなくて

だから私はその愛情が変わらないように
願って努力して耐えられるのだと思う
だけど

変わらないことを願える人で
憂いのない人を知りたい
いつも悲しい
いつもいつも悲しくて
寂しい

満たされているフリしてばかり
自分が一番自分を誤魔化している
でも幸せが一番分からない

.

彼が誕生日を迎えた

私は周りの環境が変わって
なんだかんだ平和に
変わらないような
新鮮なような日々を送っている

月一定例の泊まり仕事に
一緒に行って
早めに帰って久々にカラオケ

お互いストレス溜まってたのか
楽しい時間を過ごした

泊まりの部屋で
オーダーメイドした
キーホルダーと手紙を渡した
気づいたらもうすぐ
丸11年経つ
それでも喧嘩もせずに
いつも出会った頃のように新鮮に
それでも月日を重ねた
阿吽の呼吸もある
不思議な関係のまま
今日まで来れた


手紙を読んだ彼が
電話をかけてきた

俺たち本当に
良い付き合いしてるね
手紙読んで
そう思ったよ

そう言われて
くすぐったい気持ちになれる

そんな平和な夏

.

この一年色々あって
自分の無力さをひたすらに噛み締めた
私がずっと欲しかったものは
到底今の自分では
手に入れることができなかった
守ってあげることもできなかった
その罪悪感だけを
ただひたすらに考えていた

私の中で薄れていく
後悔や痛みが許せなかったり
もうきっと忘れているであろう
彼の素振りを許せなかったり
何もかもを心の底では許せていないのに
許したような、忘れたような
そんな振る舞いができてしまう自分が
一番許せなかったりした

自分が得られるわけがない
到底手に入るはずもない
そうやって幸せを享受することを
どこかで恐れて拒み続けている自分がいる
ここに居たい
ここでこのまま変わらず居たい
どこかで自分はそう願っているかのように

年末になって
新しい人と出会った
なんとなく一緒にいると安心できて
どこか、昔の親友に似ている気がして
でも、新しい彼もどこかで私を拒んでいる
私もどこかで彼のことをあきらめている
今だけを見れば楽しくて幸せで
ずっとこの時が続けばいいと思っている
でもそれには、難しいことがたくさんあって

また私はその障害を愛しているのか不安になる
私は難しいことは好きじゃない
この心の向くままに生きていたいのに

私はいつでもいつまでも迷っている
みんなの言う普通って何なのか
分からないままにいる自分が
ひどく劣っているようにすら感じるのに

それでも今感じている気持ちを
心の向くそのままを
否定して違う方向に歩くことなんか
このつま先にはできない
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