夕方の空がえらい綺麗でぱしゃりでございます。
いっさです!今日は美術館に行ってきたぞい!!\(^O^)/ 夏休みにトリノエジプト展いってから随分美術館行ってなかったので非常に嬉しかったです(^^*)そして以下行ってきた美術館の感想でござい!語らせておくんなまし(テンションおちつけ)
今日行ってきたのは
「冷泉家〜王朝の和歌守展〜」です。
上野の東京都美術館で開催しているやつですね!
いっさ自体和歌とかは好きなんですが、いかんせん古典は好きだが読めない下手の横好きも良いところなので感想書く!とか恐れ多い気がしなくもない!気にしない!(←←)
しかしわたくし、張り切って行ったは良いんですけれども、本当に知識がなくてね、丁寧に説明してくださるパネル大好きだと思った(←←)
冷泉家って私今まで天皇家の分家か何かかと思ってたんですが、藤原家の分家なんですね。だから俊成さんとか定家さんとか出てるんだろうが(一人ツッコミ)無知を曝します。生まれてきてすいません(←←)
でも今回の展示品は本当にすごくて!国宝やら重要文化財やらが沢山ありまして、その保存状態もすごく良好で!あ、千年も前の人たちも漢字使ってるって妙な所で感動をおぼえました。
しかしホント古今和歌集を定家さんが写した本(現存日本で二点だそうな)がどでーん、とあったり、明月記(定家さんの日記)が全巻ずらーっと並んでたり、そんなものが展示してあるだけでも凄いのに、これを千年もの間保管し続けた冷泉家の方々には本当に頭が上がらないなぁ、と思いました。
定家さん筆の物でなくても、様々な方の私家集の多さや、歌合わせの時の記録なんかも閲覧させていただいて、本当にすごいの一言です。自分の語彙が情けないぜ・・!!
あと漠然と思ったのですが、勅選和歌集に自分の和歌が一句でも選ばれればすごく名誉のある事だ、とか高校時代の時に教わった気がするのですが、ああやって目の前に現物の勅選和歌集を見ると「確かにな」妙に納得できました。後世まで語り継がれる名誉。当時の方はどう思ったんだろうなぁ、永遠を感じたかなぁ。またそれを現在まで良好な状態で保管し、語り継いできた冷泉家のも、そんな人たちの想いを汲み取っている様でいいようもなく感動してしまったり。何かが「残る」って凄いことですね。
あと歌集の表紙やページの技巧なんかも綺麗でね!千年近く前の紙の資料の色合いとか模様なんてわかんないだろー、と最初は思ってたんですが、すいませんでしたと地面に頭を擦り付けろ!!そこな素人!!と十時間程前の無知な自分を罵ってやりたいです(←)
赤、藍、金箔、見事でございました。唐草文とかも綺麗に見えました。ページ毎に金と銀の砂子が散らしてあったり!
他にもわざとページを破る技法やら、間に色紙を挟む技巧やら優雅を極めて大変豪華絢爛な出来栄えでね・・!貴族社会すげぇ!!
しかしそんな綺麗なご本にも惜し気もなく「集付(この和歌はもう他の歌集に収録済みですよのサイン)」とか「この歌集からは一つも選ぶ(抜き出す)和歌はない」等書き加える定家さんに度肝をぬかれました\(^O^)/ 確かにそれは大切なことだが!!思わず笑ってしまった・・!
もうストッパー解除で語らせて頂くと、ほんとうに藤原定家という人物はすごい御方だったんだなぁ、とひしひし思いました。
明月記という日記を書きながら、沢山の和歌や注釈書などをしたため、様々な作品の書写もやっているし。
あとこれ初めて知ったんですが、「伊勢物語」「源氏物語」「土佐日記」「更級日記」等今に伝わる数々の古典文学は定家さん書写本の系統なんですね。すげー。特に土佐と更級は定家本系統以外見つかっていないそうな。すげー。(頭悪そうな賛辞)(残念)
また定家さんの文字の読みやすいこと!定家様と呼ぶらしいのですが、文字を連結して書く書き方ではなく、一文字一文字しっかり略さず書く書き方でありまして!私でも読めました、ちょっと嬉しかった!本人は悪筆と仰っていたようですが!でもその読み安さから徳川家康さんもお手本にしたそうで!やっぱりすごいな定家さん!
・・語りすぎた感が否めませんな!(開き直った)
しかしこれだけの資料が現存していて、後世にもそのやまとことばの美しさや、日本文化を伝えているっていいうのは凄いことだなぁ、と。冷泉家の方々もこのようなものを神と呼び大切にしているそうです。納得。
そしてまさか今の日本文学界や歴史の世界にこんなに多大な影響を与えているなんて、この展示に行くまでは考えもつきませんでした。
そしてもうちょっとでいいから、古典勉強したいなぁ、折角日本人なんだからなぁ、と思うわけです。凄く楽しそう。
そんなわけで非常に楽しかったよ!ってお話でございます。また後期は展示内容がガラッとかわるようなので行けるなら行きたいなぁ・・!
あーすっきり自己満足です!読んでくださった方ありがとうございました(^^)