思うこと

陸前高田市役所の旧庁舎で最後の月命日だというニュースを見て、何とも切ないです。

記事に家族を亡くした方の「(建物は)残してほしいけど、復興を進める上で仕方ない」と言うコメントがありました。

ずっと思っていたんだけど、震災の爪痕を世界遺産に出来ないんだろうか?
地元の方たちの気持ちと生活が一番だから、部外者の私が言えることではないけれど、津波の威力を、震災を忘れないためにも、何か一つくらい残すことは出来ないだろうか?
一本松もいいけど、やっぱりあのめちゃくちゃに破壊された建物は、写真では伝わらない恐ろしさがある。
例えが良くないかもしれないけど、原爆ドームやアウシュビッツは、戦争の愚かさや恐ろしさや哀しさを、圧倒的な力で思い知らせる。
そういう警鐘や戒めとしての遺産として、国が保護することは出来ないだろうか?


…二年経とうとしているのに、復旧もままならない現状では難しいのかな…。
お金もかかるし、危険だしね。