スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

*Rendezvous*


公の場で逢えない秘密の関係。

オレが頼んでシテもらってる。

2人きりで逢える大佐の家での逢瀬が

オレには堪らなく待ち遠しいんだ…。




-Rendezvous-
                                    逢瀬       



朝晩がめっきり冷え込むようになった10月下旬。
綺麗な金の髪と鮮やかな赤いコートを靡かせながら、通い慣れた道を歩く。

「うー…寒いぃ…」

…と、色々と文句を言いつつもこんな夜中に家まで逢いに行く自分は、相当アイツに惚れ込んでるのだろう。

チャイムを鳴らさず、扉を軽くノックする。

-コン、ココン、コン-

俺達だけの秘密のノック方法で到着を知らせ、寒さを堪えつつ暫く待っていると…



「やあ、よく来たね鋼の。寒かっただろう?中に入りたまえ」

「…逢い、たかったから…」

扉を開けて出て来たのは中央司令部を指揮するロイ・マスタング。
若くして大佐の地位に上り詰め、今は大総統。アメトリス1の切れ者…の筈なのだが…


「そんな可愛い事を言ってると、ここで君を襲ってしまうよ?」

「たいさは、オレの嫌がる事は絶対にしないから」


エドはロイの腰に腕を回し、ギュッと抱き締めた。

「分かってるじゃないか。だが、わたしはもう大佐ではないよ?鋼の」

「あ…ゴメンゴメン。大総統サマ」

「今夜はやけに素直だね…。まあ良しとしよう。リビングに暖かい飲み物を用意してあるんだ、一緒に飲もう」

「ココア?」

「砂糖多めの甘いやつだよ」

「やった!大佐のココア!!」


エドはパッと手を離し、リビングに駆けていく。


「…可愛いなあ、鋼のは」


鼻の下を伸ばしながら言うな←



離れていた時話したかった事をお互いに話し尽くして、エドは席を立ちロイに近付いた。

「なあ…。ギュってして?」

「仕方無い子だ、おいで?エディ…」


両腕を広げ優しくエディを抱き締める。


「オレな…これから先もずっと、秘密の関係でも良いんだ。大佐がオレを抱いて、オレは身も心も満たされる」

「私は君を性欲処理したくて抱いてる訳じゃないぞ?初めて逢った時から好きで、
今回の旅帰って来たらこれを渡そうと思っていたんだ」

ロイはポケットから赤色の小箱を取り出しエディの手に乗せた。

「なに、これ…?」

「開けてごらん、エディ」


小箱を受け取ったエディが蓋を開けて、中身を見てみると…

キラキラと輝く指輪が入っていた。

「結婚しよう、エディ。私が君の新しい家族になる」

「うそ…嘘…っ!」

「嘘じゃないよ、この指輪は君の物だ。
ほら…サイズだって君の左手薬指にピッタリだろう」

そう言って指輪を填めるロイ。

エディは瞳に涙を溜めながらポツリと呟く。

「…オレ、わたしで良いの…?美人でもない、可愛くない、ガサツなのに…」

「私は君だから好きになったんだよ。それで、エディ…返事は?」

「…はい…っ!」

「もう、秘密の恋で良いなんて言わせないよ?
君の心と身体にたっぷり教え込まないとな…」

「っ…この、変大佐!」

「その変大佐が好きなのは誰だい?」

「うー…」

エディはロイの手によってベッドに寝かされ、1枚ずつ服を脱がされていく。

「君のこの左手も、元に戻った右手も…。
いや、君の全てが私を惹きつける。
愛してるよ、エディ…何度言っても言い足りない位」

「わたしも、好き…。ううん…」

「…エディ?」

「…あいして、る…っん…!」

言葉を紡いで愛を語ろうとした瞬間
いきなり口付けされてビックリする。

「暫くは2人きりで新婚生活を楽しみたかったけど、予定変更だな」

「へ…?それって、どう言う意味…」

「エディの瞳の色と私の髪色を持ち合わせた
可愛い可愛い子供に早く逢いたくなってね」

嬉しそうに話しつつも服を脱がせる手は止めない男、ロイ・マスタング。

「1人目は、ロイにそっくりな男の子が良いな」

「おや…案外乗り気だね、エディ」

「わたしだって、逢いたいんだもん」

「今夜から頑張るぞ!」


甘い空気はどこ行った。



秘密の恋は もう終わり。
悲しい逢瀬にも終わりを告げて。

麗かな陽だまりを歩く2人を
多くの人が見守っていた。


新たな幸せが2人の元へやってくるのは
そう遠くないのかもしれない…。



Fin


Bright Star


七聖獣との食事が終わり、皆が眠りについたであろう時間に城を抜け出す一つの影…

天空のサクヤは昔よく鍛錬していた森にある、お気に入りの大木の上に座って空を見上げていた。


「君の笑顔がもっと見たくて
気付けば僕も笑っていた
当たり前な日々がこんなに愛しいと
君が教えてくれた」

下から歌が聴こえたかと思うと、ジャンプして隣に座ったのは…

「っ…ゴウ…!」

サクヤの恋人、青龍のゴウだ。

「…やっと2人きりになれた。
寂しかったのはレイだけじゃないんだぞ」

「…ゴメンね、ゴウ。貴方を嫌いになった訳じゃないの。
貴方と別れたつもりもないし、さっきも言った通り…んう…」

「もういい…何も喋るな…」


サクヤは理由を話そうとしたが、ゴウからのキスで言えなくなった。


「っは…ゴウ…////」

「今サクヤが隣に居るのは、夢じゃないだろうな…?」

ゴウはもう二度と離さないと言わんばかりに強くサクヤを抱き締める。

「私はもう二度と、ゴウの傍を離れたりしない。皆の力に…貴方の力になると決めたの!
不安なら確かめて?私の温もりを…」


「愛してる、誰よりも愛してる…!」


最初は触れるだけの、徐々に深くなる口付けに
サクヤは1人で座っていられなくなり、ゴウの胸に抱き付いている。

上の服は少しはだけており、ゴウのつけた紅い華が散りばめられている。


「ん、ふぅ…ごぉ…」

「そんな瞳で見るな、壊したくなる…」

「いーよ、壊して…?ゴウを沢山感じたい…////」

「サクヤ…っ。…いつか、真の平和が訪れたら…その時は結婚しよう」

「…はい…」

唇を重ねて、お互いの体温を確認しあって、愛を確かめあって。

2人の新たな愛の誓いを見届けたのは、夜の空に輝く幾千もの星達。

この後サクヤはゴウの部屋に連れて行かれ、離れていた間の分も愛されて翌朝起き上がれなかったとか。


ゴウとサクヤの元に嬉しいプレゼントが届くのは、もうちょっと後の事である…。




(ゴウ、これ…)

(ん?どうした?…っ!)

(…授かれたみたい、ゴウの赤ちゃん)

(でかしたサクヤ!)

(産んでも、良い…?)

(当たり前だろう!幸せな家庭を築こうな?)

(…うん!)



*fin*

SB座談会


「どーもー!長期放置してすいませんでした。
七聖獣唯一の女の子、天空のサクヤちゃんです*」

「そんなキャラだったか?サクヤ」

「あ!ルカ兄!ほらほら自己紹介して」

「七聖獣、鳳凰のルカだ。よろしく頼む」

「あれ、他の皆は?」

「そろそろ来ると思うが…」

「サクヤー!来ましたよー!」

「レイ!ゴウ!ガイ!…あれ、残りは?」

「アイツ等は図書館だ」

「もー、座談会あるから早く来てって頼んだのにい…
久々だから皆も自己紹介してね♪」

「七聖獣、青龍のゴウだ。よろしくな」

「同じく七聖獣、朱雀のレイです♪」

「俺は白虎のガイ!よろしくなー!」

「あとは七聖獣の長、麒麟のユダと、その恋人の玄武のシンが居るの★
ユダは私の自慢の兄上なんだー!」

「」

「こうやって集まるの、いつぶりだろうな…。
青年天使になりたての昔は毎週集まってたのに…」

「サクヤが下界に降りてからは減りましたからね。
僕達、凄く寂しかったんですから」


「う…。ご、ゴメンなさい、レイ…」


「サクヤの事苛めてやんなよー!」

「僕がいつ苛めたんですか!
変な事を言うガイの口は、針と糸で縫ってしまいますよ!」

「ぎゃー!ルカ、ゴウ!レイが苛める!」

逃げるガイを追って部屋を出ていくレイ。
そしてそれを止めに行くルカとゴウ。

「…ふふっ」

「ようやく笑顔になりましたね、サクヤ」

「シン兄様…!いつ来たの?」

「今さっきユダとです。
ああやって言いましたけど、レイ…本当に寂しがってたんです。
皆に隠れて泣いてる所も見た事ありますし」

「そうだそ、サクヤ。
お前は俺の実の妹だが、此処に居る七聖獣全員サクヤを本当の妹…家族だと思っているんだ。
大事な家族を突然失った悲しみ…分からない訳ではなかろう?」

「ユダ兄…シン兄様…。
いきなり天界から去ってごめんなさい」

「理由は無理に聞きません。サクヤが言いたくなったら打ち明けて下さい」

「居なくなって一番ショックを受けてたのはレイだから、ちゃんと言うんだぞ?」

「…ありがとう、2人共」


ユダ、シン、サクヤが話している所に戻って来たのは…


「サクヤはまだ居ますか!?」

「焦らなくても居ますよ、レイ」

「ああ良かった!ガイなんか相手にせず、最初から話してれば良かった」

「…あの…レイ…?」

「はい?」

「あの、その…勝手に居なくなってごめんなさい。
わたし、わたし…っ!ふえ…」

サクヤは話しながらポロポロと瞳から雫を落としていく。

「もう良いんですよ、サクヤ。
貴女はこうして僕達の所に戻って来てくれたじゃないですか!」

「でも…っ」

「確かに居なくなったのは悲しかったですけど、過去の事です。
今は今の事だけ考えましょう?」

「そうですよ。サクヤ、貴女の居場所は…」

「天空城の俺達の所なんだから」

「っ…うん…うん…!も、逃げない…今度こそ皆の力になる…!
ユダ兄、シン兄様、レイ、ありがとう。大好き!」

「頑張りましょうね、サクヤ」


サクヤは3人に飛びついて抱き着く。


「女神にはサクヤの七聖獣復帰の話は通してある。明日にでも面会に行こう」

「ゴウ…ありがとう。せっかくの再会に湿っぽい話題は似合わないわ!
もう終わり終わり!…ルカとガイは?」

「捕まえて来たぞ、レイ」

「ありがとうございます、ルカ。
食事が終わったらお説教ですからね!」

「げ…マジかよー…」

「明日一緒に遊ぼ、ガイ!」

「約束だぞ、サクヤ」

「うん!…レイのご飯楽しみだなー♪」


こうして久々の再会を各々満喫した所で、隠された密会が1つ…。

それは別のお話で語りましょうか。



END







蜜事*室長裏夢*


貴方の全てが大好き。

髪も、瞳も、香りも、声も

仕草も喋り方も全部全部!


ここまで人を好きになるの
貴方が初めてなのよ…?

逢えなかった間の分も
沢山愛してね。



*蜜事*


黒の教団本部の地下水路。
専用の船に乗って戻って来たのは
日本人エクソシストの浅羽ユイ。

「あー…疲れたー!」

「お疲れ様です、ユイさん」

「ありがと、トマ。今回も多かったねぇ、AKUMAの数…」

ユイは船の縁に肘を付き、顔を歪める。

「イノセンスに引き寄せられたのでしょう。無事で何よりです」

「トマも無事で何より。…あたしは室長に報告書出してくるから、先に戻ってて良いよ。お疲れ様ー!」

ユイは自分の荷物の入ったトランクを握り締めると、船からまだ距離のある船着き場まで跳んだ。

「うー…久々のホームだ…。
っと、報告書報告書!!」

無事に帰って来れた事を実感しつつ、階段を駆け上がり科学班エリアに辿り着いた。

「あ、ユイ!おかえりなさい」

「アーレーンー!たっだいまー♪」

荷物をその場に置き、アレンに抱き着いたユイ。

「今回はアタリだったんですね」

「うん、そうなの!AKUMAの数が報告より多くて大変だったよ…」

一緒に行ったラビはクロウリーと合流して違う任務に行ったとか、帰りはこんな物を食べたとか、どうでも良い話で盛り上がる2人。


すると、その時…


『ぐぎゅるるるる』


「…スイマセン、これから食堂に行こうと思ってて」

「引き止めてゴメンね、アレン。
あ…室長って部屋に居る?報告書出さなきゃなんだけど…」

「コムイさんなら居ましたよ。
…逢うの、久々なんでしょう?頑張って下さいね」

「っ〜…////!アレンだって神田に逢うの久々なの知ってるんだから!」

「な、何でそれを…!」

「ユウから聞いたの。こんなに可愛い妹なら、大歓迎だからね(笑)」

「もう…バ神田!」

「アレン、あたしも一応神田なんたけど?」

「あ、や…その…」

そう、ユイは神田の双子の姉なのである。
ユイは母方の姓を名乗っているので直ぐには分からないが。
この事はコムイ、リーバー、ヘブラスカ、リナリー…まあ、科学班の一部の人とエクソシストしか知らない事実である。

「談話室で待ってたから、早く行ってあげて。またね、アレン」

「あ、ユイ…!って、行っちゃった…」

アレンはユイを見送ってから、足早に談話室へ向かった。

そして、ユイはと言うと…



---コンコン---



「…はい、どうぞ」

「失礼します。浅羽ユイ、只今戻りました」

「おかえり、ユイちゃん。怪我はないかい?」


扉をノックして中に入ると、室長(ユイちゃんの恋人!)のコムイが仕事をしていた。
妹のリナリーにも見せないような甘く蕩けそうな笑みを浮かべている。


「大丈夫、です…」

「報告書を預かろうか。それだね?」

「あ、はい」

「少し待って、すぐに読むから」


そう言うと室長は報告書に目を通し始めた。
あたしは何をして良いか分からず、近くにあったソファーに腰掛ける。

任務から帰って来て休むのが惜しく、荷物も置かずに報告に来た。

大好きな仲間の顔、愛する人の顔を見てユイは安心したのだろう。

コムイ専用のふわふわ&ふかふかソファーに座り、気持ち良さとコムイの香りに包まれいつの間にか夢の世界へ旅立っていた。


「…うん、誤字も脱字も一切無いし大丈夫だね。これは僕がもら…ユイちゃん?」


読み終えたコムイが顔を上げると、視線の先には丸まって眠るユイの姿。


「…着替えず、荷物も置かず、僕の元に直ぐ来てくれたのかい?」


普段は1つに纏められているユイの黒髪は、解かれて下ろされている。
その長い髪を一房掬い上げ、軽いキスを落とす。

「…しつ…ちょ…」

「ゴメンね、待たせ…っ!?」


喋ろうとしたコムイの唇にはユイの唇が重なっている。
ビックリしたまま固まるコムイは何とも間抜けだ(笑)


「…上司と部下はもう終わりです。任務中ずっと、逢いたかったんですよ?こうやって口付けて、貴方の熱を感じたかった…」

「僕を誘惑するのが上手だね…」

「コムイさん…」

「何だい?」


"貴方不足のあたしの心と身体に
貴方を沢山刻み付けて下さい"


「嫌って言う程、愛してあげるよ…!」


隣にあるコムイの仮眠室にお姫様抱っこで運ばれる。
服を全て脱ぐのも忘れて口づけに没頭する。


「ん、ふう…ああっ!」

「…声、もっと聴かせて?ユイの可愛い声」

「い、やぁ…。なま…え、ダメ…っ」

「何で?…ああ、感じ過ぎちゃうんだったね。ユイはヤらしいなあ」


コムイは自分の服のボタンをプチプチと外していく。
引き締まった上半身が見えた途端、ユイの秘所はキュンとした。


「意地悪、いや…。ちゃんと、触って…コム、イさん…!」

「沢山触れてあげる。その代わり…」


"僕の事、さん付けて呼ばないで"


「ム、イ…コムイ…すきっ…!愛して…んあっ!」

「良く言えました、ユイ」

口付けは額、頬、唇、首筋…。
行為が久々なユイは、コムイから与えられる快感の波に拐われ、溺れていく。
唇と手はどんどん下がっていき、いつの間にか釦の外されていたユイの団服を脱がして豊満な乳房に辿り着いた。


「ここ、こんなに固くしちゃって…ユイってば相当淫乱だよね。僕の愛撫、そんなに気持ち良い?」


胸の頂にある桃色の果実を口に含み、舌先で転がしてみたり、時には強く噛んだり…コムイから与えられる快感にユイは悶えるばかり。


「ん…っ。コムイ、だから…こんなになっちゃ…!」


「口で銜えただけだよ。次はどんなのが良い?」

「した…触ってぇ…!も、コムイ…欲しいよ…」

「明日の朝、起きれなくても許してくれるかい?」


そんなの許す…そう言おうとしたユイの唇は、コムイによって塞がれた。


「ユイのココ、もう濡れてる。クチュクチュ鳴っちゃってるし…綺麗にしなきゃ」

「ひあ…!」

愛液でビチョビチョになった下着を脱がし、脚を大きく開かせて秘所に愛撫を施して行く。
舐めても舐めても溢れ出てくるユイの愛液に、コムイは自分で感じてくれてるのだと再び実感していた。

もっと…と言わんばかりに揺れる柔腰を掴み、秘豆を舌で舐め上げる。
時折噛んでやると面白い位ユイの身体が跳ねる。
収縮を繰り返して快感を待つナカにも、強い刺激を与えてやる。


「ユイ、指は何本が良い?2本じゃ足りないよね」

「…さん、ほ…ああああっ!」

「ずっと欲しかったんだよね?この刺激。どう?」

「んっんっ…!あん、き、もち…気持ち良いよお…////」


与えられる快感に酔いしれるユイの前に、コムイは既に勃ち上がってパンパンな自身を出した。


「口でしてよ、ユイの」

「ユイの口で、気持ち良くなって…?」


ベットから起き上がったユイは、コムイの前に座り勃ち上がったモノを一心不乱に銜える。

亀頭を銜え、竿を下から上に舐め上げる。
自分の持っているテクニックを惜しみなく出し、コムイを絶頂へと押し上げていく。

愛おしい恋人のモノだから、ここまで奉仕できるのだろう。
初めて見た時は無理だと思っていたのに、今では自分からシテあげたいと思う。


「く、もう…良いよ。イっちゃいそうだ…」

「あん、もっと…!」


ユイの口の中から自身を抜くコムイ。
離れていくのを名残惜しそうに見つめるユイ。


「ユイのナカに出したいんだ。僕の赤ちゃん、産んでくれるかい…?」

「うん…!ゴムは良いから…ねぇ、早くキて?」


自身を秘所から溢れる愛液に何度か擦り付け、そのまま一気に押し込むコムイ。


「んあああああっ!」

「…っ、イっちゃったのか?ユイ。イケない子だ…お仕置きだな」

「やあ、コム…もっと、奥…いっぱい…!」


"コムイを感じたい。沢山ナカに出して…"


その言葉を聞いた瞬間、コムイの理性は焼き切れた。
欲望のままにユイを求め、また、ユイもコムイを求めた。

何度目の絶頂か分からなくなった頃、ユイはコムイの腕の中で意識を手放した。



そして数時間後……。




「んうー…」

「起きたかい?ユイちゃん」

「コムイ室ちょ…!」

「久々だったから加減出来なくて…身体は大丈夫?」

「大丈夫…心も身体も満たされたし、沢山愛してくれたでしょ?…赤ちゃん、授かれると良いね」


"コムイとの子供、可愛いんだろうなあ…"


まだ授かれたかも分からないと言うのに、お腹に手を当てて微笑むユイ。


「僕とユイの子供なんだよ?可愛くない訳が無いじゃないか。…結婚しよう、ユイ」

「浮気したら許さないからね…」

「死ぬまでユイ一筋だから大丈夫!」


2人は見つめ合い、ゆっくりと唇を重ねる。


幸せな未来は、直ぐ傍に…。


-END-


Kiss me


こんな近くに居るのに
触れられないなんて…

風邪を引いてしまった
自分の弱さを恨みたくも
なると言うものだ…。

-Kiss me-




「っ…ごほっげほっ!」

「…大丈夫なのか、モヤシ」

「がんだ、らいじょーぶにみえまずが?(訳:神田、大丈夫に見えますか?)」

「だよな…ほら、のど飴やるから舐めとけ」

「はぢみづぎんがんのどあめ!」

アレンは神田からのど飴を受け取ると、早速口に入れて舐め始める。
金柑の酸っぱさが口の中いっぱいに広がり、少しだけ眉間に力が入ってしまう。

「くくっ…酷い顔だな」

「仕方ないでしょう?酸っぱいんですから!」

のど飴を食べて喉が少しだけ楽になった。
眉間に力が入り皺が刻まれたのを指摘されたアレンは…

神田も食べてみて下さい、ほら!と言い、飴を1つ神田に手渡した。
しかし、それを受け取ってもらえなかった。

「俺はこっちを貰う」

「え、どれ…んうっ…!」

唇に感じる体温。目の前には愛しくて堪らない恋人の顔。
あー…神田ってやっぱり睫毛長いな。
羨ましいんだよこの野郎なんて、女の子なのに言葉遣いの悪い自分は駄目だな…とか現実逃避してみる。

「ちょ、神田…!風邪、感染っちゃうよ…っ」

「おまえに感染されるなら気にしない。幾らでも感染せば良いだろ。それに…」

「……?……」

「俺が風邪を引いたら、付きっきりで看病してくれるんだろ?なあ…アレン?…」

「っ …!!」

「顔が赤いぞ?熱上がったか?アレン」

僕が名前で呼ばれるの弱いって神田は知ってるクセに、何回も何回もアレンって呼んでくる。

「風邪引いてンなら、運動して汗かかなきゃな」

神田はそう言いつつ、柔らかなベッドにアレンを押し倒した。

「ちょ、神田…ダメだよ…っ!」

「…俺はいつでもお前の体温を感じてたいんだ。今凄く満たされてるって思わせてくれ」

顔を紅く染めるアレンを見て、神田はニヤリとして…

「黙って俺に愛されろよ、アレン」

「…!」

いつだって彼は僕に優しくしてくれる。
何でそんなに優しいの?
前に君はお前以上に大切な者は居ないと、そう僕に言ってくれましたね。

どんな時でも僕を見る瞳は優しくて、ほかの団員達には見せた事の無い微笑みを見せてくれるし。
触れる手も、口付けも、全てが優しい。

乱暴にされた事は一度も無い。

もっと乱暴に、君の思うように、この身体を…僕を抱いてくれても構わないと伝えた事があった。

すると神田は…

「俺とモヤシの愛を確かめ、育み、深める為の大切な行為なんだぞ?
乱暴に組み敷いて一方的に気持ち良くなっても、俺は全然嬉しくないし、気持ち良くない。アレンとだから、シたいんだよ…バカ」

バカとはなんですか、バカとは。
でも…こんなに君の気持ちが聞けて嬉しいです、僕。
幸せ過ぎて死んでしまいそう!

なーんて、過去の想いに耽っていたら…

「ン…レン…アレン?」

「え、あっ、はい!!」

「良い雰囲気の時に何考えてンだよ」

「…風邪引いて何も出来なかった間の埋め合わせ、してくれますか…?」

「俺が感じたいって言ったが…でも、まだ体調万全じゃねェだろ。無理すんな、傍に居てや…」

居てやるからと言葉を紡ごうとした神田を遮り、アレンは瞳を逸らさず真っ直ぐに見つめながら言葉を放った。

「考えてたのは君の事です。…心も、身体も、君で満たして下さい。…僕を愛して…?////」

「こ…の、バカ…っ!悪化しても知らねェからな!」


「君になら何されても良い。何も考えられない位愛して…ね?」



近くに居るのに触れられないなんて、本当に辛くて辛くて。

普段なら恥ずかしくてこんな言葉言えやしないけど、今日だけは特別に言ってあげる。

「愛してます、ユウ…。僕にキスして?」

大好きな君からの深く熱い
沢山の口付けを受けながら
柔らかなシーツに包まれて

この世界には君と僕だけに
なったような錯覚に陥る。

沢山愛して、僕を愛して。
君以外何も要らないから。

優しいキスをして…?



-END-



前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2024年04月 >>
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カテゴリー