2011年9月5日月曜日

2012.1.27 Fri 11:18 :詩
詩119 きみの窓

 


『きみの窓』


















冬の空が白いのは

きっと神さまの吐息

たぶん 神さまだって

寒いんだと思うよ






しかたないから

コートでもプレゼントしよう

何色が似合うんだろう

この感じ 覚えていよう






冬の窓はセンチメント

少しの温もりに

なみだが止まらない

いつかの きみみたい






こごえても いいのなら

こっちへ おいでと

つよがった きみの窓に

ゆびでかいた 星 ながれた






きっともう 世界に

明日は こないだろう

それくらい 大切なものが

きのうまでは あった






僕の夜が

どんなに星空でも

きみのいない夜なんて

夜じゃない






物心ついたころから

きみに会えるのを待っていた

それは いま 思いついた

だからって 嘘じゃない






僕の夜が

どんなに星空でも

きみのいない夜なんて

夜じゃない






きみの窓に

エンドロール

きみのいない ぼくなんて

ぼくじゃない

きみのいない 恋なんて

恋じゃない。
















 



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