愛しいと思ったことがある。
知らない人だった。
なぜか守ってあげたくなるような人で、
だけどその人は自分がそうありたいと願うところにいる人で、
多分ただの憧れだった。
わたしはどうあるべきだろう。
人をあてにしているのではないか。
バレリーナになりたいわけじゃないよ。
諦めかけている夢がちゃんとあるよ。
踏み出してそれた道なら自信をもって突き進むよ。
あの人もそうだったみたいだ。
ごめんね。
歌、歌っていてね。
いつかあなたの、平和を祈る歌が、
中学生の教科書に載って、
それでも増え続けるであろう石碑を見て、
歌唄いってバカねって言えるまで、
どうか歌っていてね。

home again home again where shall I go?