つまらなくはなかつた。
石黒賢、加藤虎ノ介、迫田孝也が可愛かつた。怪我で入院中の野球少年、的場大輔役は、『とと姉ちゃん』の水田潤役だつた山下真人。
脚本:金井寛
監督:松田礼人
索引 て
飛し視。篠原篤の場面を視た。
篠原篤は、可愛いんだけど、台詞回しが下手だ。寡黙な役だつたら好かつたのかなあ(笑)。
面白くなかつた。
小ト短調の第一楽章でなかつたら、つまらなかつた、だらう。エピソードタイトルが単なるギャグ回にしては些かシリアス過ぎると思つたら。疾風怒濤(シュトゥルム・ウント・ドラング)なんだとか。よく解らない。早熟な天才は孤独だ、といふことなのか?
シューベルトの脚にロープが絡る様が一寸丈『ファイナル・デスティネーション』風に感じた。
面白かつた。
直親は、好人物風だけど、実際は、悪どくて無責任だ。加へて、そのことに無自覚であるだけでなく、自分では、善いことをしてゐて務めを立派に果してゐる、と思つてゐさうだ。頭は良いのかもしれないけど、“分つてない”タイプなんだらう。“分つてない”ところは、(一見全く違ふやうでゐて)『真田丸』の石田三成と似てゐるかも知れない。政次に殺されるらしいけど、「身から出た錆」的な最期なのかな。
そんな直親(&とわ)のせいで政次は、着々と暗黒化してゐるやうだ(笑)。此方はとわに殺されるらしいけど、どんな末路になるのかねえ。邪悪さを存分に撒き散らしながら華々しく散つてほしいなあ♪
それなりに面白かつた。
《饅頭二つ。一つ食つて、もう一つは備へ》
不相変三浦春馬肥後守がいい男だ。眼福(笑)。
「幾ら待つてもとわはお前のものにはならない」
三浦春馬肥後守は「とわは誰のものにもならない」といふ意味で言つたんだらうけど、高橋一生但馬守は「(仮令とわと結婚出来なくとも)とわは俺のものだ」といふ意味に受け取つたのでは?
婚礼が決つた伊藤麻実子姫。雀を飼ひ慣らす阿部サダヲ竹千代。それを見て驚く菜々緒瀬名。
面白かつた。
結局、フィルムは、何処に行つたのか。大杉漣が何処かに仕舞ひ忘れたのか。
面白かつた。
戸田山雅司脚本らしい技巧的な話だつた。
生き残つた被害者の一人、ふつくらボリューム感のある男は、加治将樹だつた。
脚本:戸田山雅司
監督:西片友樹
つまらなかつた。
《大事なのは、自分が他者に貢献できてゐると実感できることである》
ウェットで辛気臭いと思つたら、大石哲也脚本だつた。納得。
係長が三宅に気をつかつてゐるのは、三宅と三宅の父親とがキャリアだから。
脚本:大石哲也
演出:及川拓郎
余り面白くなかつた。
小出恵介と竹財輝之助とが可愛かつた。
作品のテイストは、『ハードナッツ!』&『TRICK』風。
“4番目”の被害者が“2番目”の被害者より先に死んでゐることが直ぐに判明するだらうから、尻取り連続殺人を偽装することは、無意味なのでは?
面白かつた。
幹生は、気持ちが解らなくはないけど、幾ら何でも子供じみてゐて夢見がち過ぎるのでは? いつまでも恋人のままでゐたいだとか、自分が好きなものを相手も同じやうに好きでゐてほしいだとか。
そんな男にとつて、一見魅力的だけど、実は鈍感でデリカシーが無くて、男を幻滅させ退屈がらせる女が真紀なんだらう。
足がカラーボールで汚れてゐたのは、事故か何かのせいかと思つてゐたら、普通に犯罪者だつた。挙げ句に、すずめを縛り上げるわ、有朱を二階から落つことすわ、一体、どうなるのかしらん。有朱に関しては、真紀のバイオリンを守るため、といふのがまた悲劇的だ。
で、有朱は、死んだのだらうか。有朱が死ぬこと自体は別に構はないけど、真紀が人殺し(傷害致死)の犯人の妻になるのは、流石にちよつと気の毒だ。
それなりに面白かつた。
犯人は、小笠原弥生(小笠原記念病院薬剤部責任者、黒田福美)。第1ゲストのキャラが犯人。まあ、いいけど(笑)。
犯人の声が「若い男か若しくは女性」だと言ふから、てつきり河相我聞院長に惚れてるナースが犯人だと思つてしまつたよ。
――正:「若い男」か若しくは「女性」
――誤:若い「男か若しくは女性」
犯人の「悪魔祓」といふ名乗りは、愉快犯的なものではなく、本気だつた。一寸怖くて、中々好かつた。
半田健人刑事初登場。気障な仕草が微苦笑を誘ふ。
この頃はまだ河相我聞は普通に好青年役をやつてゐたのかな。
ゴウ兄さん披露前の三浦力が刑事役で出てゐた。クレジットを視るまで気が附かなかつたよ。何てこつた。参つたぜ(笑)。
【脚本】篠崎好
【監督】長谷部安春
索引 お
面白くなかつた。
犯人は、次の通り。
――15年前:近藤公園社長(当時は警察官)と仲間の警察官二人(1年前の被害者と現在の被害者(監察官))
――1年前:近藤公園社長
――現在・監察官:西原亜季菓子職人(1年前の被害者の妻)
――現在・記者と西原亜季菓子職人:近藤公園社長
不相変、現場の刑事の態度が、悪過ぎるといふか、監察官に対してあり得ないものだ。
近藤公園の役は、例によつて屑人間だつた。あんな屑人間が何故警察官になつたのか(なれたのか)、又は、警察官が何故あんな屑人間になつたのか、此方の方がミステリーなのでは(笑)?
死体の着替へは、凄く面倒で一人でやつたらかなり時間が掛ると思ふんだけど、近藤公園社長と西原亜季菓子職人は、どのやうに行つたのだらうか。専門の業者に頼んだのだらうか(笑)。
西原亜季菓子職人が監察官を殺す理由がよく解らない。室井滋元警察官(15年前の被害者の母親)に同情したから? 他人の復讐相手よりも自分の復讐相手を殺す方が先だらうに。
室井滋元警察官が西原亜季菓子職人に好意的であるのもよく解らない。息子を殺した犯人の共犯の妻、つまり、加害者家族なのに。家族を殺された者同士、同情したから?
西原亜季菓子職人は、「生れてくる子供のために、夫は、罪を償ふつもりだつたのだから、自殺するなどとは考へられない」と言つてゐたけれど、傍目には、罪を償ふために自殺した、とも解釈出来るのでは? まあ、それでも、女装して自殺はしないだらうが。
中々可愛い若手刑事の演者は、堀井新太だつた。クレジットを視るまで気が附かなかつたよ。堀井新太は、前髪を分けたり上げたりすると落ち着いて見えるよなあ。
【脚本】吉本昌弘
【監督】倉貫健二郎
面白かつた。
「なぢよして?」は「どうして?」を“直訳”したんだらうけど、正しくは「なして?」だと思ふ。
「ハッシーだよね」「ロットバルトだよ」が微笑ましかつた。
リストのバニー姿、肌の露出が少ないのでは? ハイレグぢやないし。網タイツでもないし。
襲ひ来るハッシーたちを次々と打ちのめすクラクラの二人がプリキュアのやうだつた。
バッハ様の「あれ?」で大笑ひした(笑)。
飛し視。
弁護士殺し弁護士夫人殺害未遂犯人は、高宮恵子(中島ひろ子)。
通り魔殺人が怨恨殺人になつたからといつて量刑がそんなに変るもんなのかね?
西村和彦刑事は、あんな風に被疑者に怪我を負はせたんだから、幾らなんでも懲戒処分ものだらう。捜査から外される・外されないといつた程度の問題ぢやないと思ふんだが。大体、永島敏行被疑者の過去の犯罪の被害者遺族なんだから、犯罪捜査規範第14条の規定に基づき捜査を回避しなければならないのでは?
高宮恵子(中島ひろ子)と相馬和夫(永島敏行)は、それぞれ何歳の設定なんだろね。35年前の事件の時、高宮恵子(中島ひろ子)はまだ生まれてゐなかつたんだよね。その時、相馬和夫(永島敏行)は、20歳だつけ?
ところで、管理官役の俳優は、もしかして長谷川公彦かな。
【脚本】谷口純一郎
【監督】児玉宜久