飛し視。
浅利陽介、眉を左右交互に上下させるのが可愛かつた。
余り面白くなかつた。
中島広稀が可愛かつた。前回放送時の予告編で見掛けた時に、犯人役だらうかと思つたら、案の定(笑)。
論理重視のミステリ部分は好かつた。生瀬勝久刑事によるギャグパートは面白くなかつた。
つまらなくはなかつた。が、しかし、退屈だつた。
テンポがタルかつた。それでゐて、ミステリ的に肝である部分の説明がお座なりだつたし。
殺人の加害者・被害者の関係が
「A→B→C→A」
と循環してゐると思はれたものが、実は、
「A←B←C←A」
と(3人で殺し合つたのは変らないけれど)加害者・被害者の関係が反転したものだつた、といふ点をもつとはつきりと描写してほしかつた。
貴族探偵サルーンでの使用人とお嬢様の色恋を巡る三文芝居的展開は、馬鹿馬鹿しかつた。
忍成修吾と加藤あいは、誤導のためのキャスティングだつたのだねえ。
【脚本】山室有紀子、倉光泰子【演出】並木道子
名波竜役の山村隆太(flumpool)が気持ち悪いので、二十数分視た後早送り。
私は、話がつまらなくて途中から早送りにすることはよくあるけど、出演者が気持ち悪くて、といふのは初めてだ。加藤諒とフランプールの男のどちらかを選べと言はれたら、加藤諒を選ぶ。加藤諒は、美形でないだけで、フランプールの男みたいに気持ち悪い訳ではないから。
話自体は、全く面白くなかつたけど、私は西内まりやが割と好きだからどうにか我慢して視聴できる程度ではあつた。フランプールの男さへ居なければ。
それにしても、西内まりやは、主な男性出演者の誰よりも顔立ちが男前だ(笑)。
葉山奨之と森田甘路とが可愛かつた。この二人と杉本哲太、古舘寛治らが西内まりやを奪ひ合ふ、といふ話だつたらよかつたのに。
絞殺る:しめる
《勢ひで結婚した挙げ句、早くに子供を作ると苦労する》
面白かつた。
アーチェリーの弓を使つた首絞め自殺。
壊死る:くさる
《円端具流》
本放送当時、香取慎吾の全裸シャワーシーンが話題になつたやうな、ならなかつたやうな。
タルい。我慢できずに、殆ど1・3倍と早送りで視た。連ドラでやる意味があるのかしらん。眞島秀和・堀内敬子目当てに視聴するつもりだつたけど、止める。
取り敢へず猫を傷つけた奴に天罰が下れ。
クレジットで謎の人物の演者名が伏せられてゐるのを視るのは、いつ以来だらうか。
話題:ドラマ
《8×(3−7÷4)=10》
途中、見てゐて恥しかつた(特に依子と巧が鷲尾君と佳織に泣きながら訴へる場面が)。展開がちよつと強引だった(依子が“バスる”こととか鉄道の切符の数字好きとか)。けど、まあ、落ち着くべきところに落ち着いたから、良しとする(笑)。
白石加代子老婦人は、魔女の類だつたのだらうか。巧が依子の「家鴨口上目使」に漸く気付いて好かつた。50代60代と思しい小父さん小母さん(バスの老婦人、巧母、依子父)が、愛についてならまだしも、恋について「かくなるものなり」と言ふのは、ちよつと違和感があつた。林檎の齧り合ひが何だか生々しかつた。「実は、二人は運命的に結び付いてゐたのだ!」的落ちは、恋愛物の弩定番だ。鷲尾君、佳織と幸せにね!
話題:ドラマ
《鷲尾君、身長178cm》
随分とトーンダウンしちやつたやうな気がするけど、そこそこ面白かつた。
鷲尾君の春は、いつまで続くのかしらん。このまま鷲尾君が依子と結婚しても構はないけど、まさかそんな展開にはならないよねえ。鷲尾君にも幸せな結末が訪れますやうに。
鷲尾君と依子が向かひ合つてる場面で、最初、鷲尾君は台に乗つてるんだと思つちやつたよ(笑)。結構、身長があつたんだね。
話題:ドラマ
《依子父対巧父》
面白かつた。
好きな女に振られた男は、憐れ深くて好い。
鷲尾君、依子と交際するやうだ。短い春を謳歌してほしい(笑)。
みんな演技がいい中で、特に平田満が印象的だつた。
両家の父親による、スティーブ・マックイーンを巡る大人気ない喧嘩に笑つた。
話題:ドラマ
《13年前に離別した配偶者の写真を今でも大事に保管し見詰めてゐる人物の気持ちを》
面白かつた。
周りが末期癌だと勘違ひしたり、父親のアパートに通つてる女が母親だつたり、ベタだけど、好かつた。
子供依子と母小夜子の場面で一寸泣いちやつた。
父親に同じことを何度も聞き返される依子。ジョルノ・ジョバァーナだつたら、ブチキレてる。まあ、抑ジョルノはあんな質問をしないだらうが(笑)。
前回放送された予告編を視て
「キスもしてないのに結婚するのか」
と思つたんだけど、巧は、奥手だからな。――といふか、依子も巧も本質的なところで子供なんだらう。
話題:ドラマ
《世界平和 藪下依子》
「今回は、何となく今一だなあ。やつぱり、依子と巧が直接やりとりしないと駄目なのかなあ」
と思つてゐたら、巧の作つたお雑煮を藪下父娘が食ふ場面から面白かつた。依子と一緒に泣いてしまつたよ。我ながら安い(笑)。
亡くなつた人は、粒子となつて、そこかしこに存在する。詩的だ。小夜子(和久井映見)との遣り取りは、傍目には自問自答の独り言だけど、当人にとつては粒子となつて遍在する亡き人との対話だ。
「(恋愛において)一時の情熱で突つ走つちや駄目」
なんてことが月9の恋愛ドラマで主張されるんだから、今時は連ドラでオーソドックスなラブストーリーをやるのが困難なんだらう。
新井素子の小説に
「人は、神頼みの際、個人的なことばかり願つて、人類全体のことは願はない。だから、いつまで経つても、人類全体の幸福は訪れない」
といつたやうなことが書かれてゐるものがあつた。
次回余り深刻な話にならなければいいのだけれど。
話題:ドラマ