今の救命救急センターに勤務して初めて
心肺停止の患者さんを
受け持たせてもらった
心肺停止の患者さんを看るのは…
きっと二桁以上だと思うけど
勤務してきた科が
集中治療室だったり
救命救急センターや救急外来だったりしたから
多いのかもしれないけど
基本的なBLSやACLSは
どこも一緒だね
最近は
【意識不明の重体】とか
【危篤】とかって
表現をマスコミでも
あまりしなくなったよね
マスコミでも【心肺停止】って表現をするようになったよね
結局は救えなくて
自宅に帰ったんだけど
久しぶりに急に家族を亡くしてしまった家族と関わって
今朝まで元気だったことや
今までの出来事とか
話を聞いていたら
やっぱり泣きそうになったし
愛されていたんだって
さらに感じて
せつなくなった
今日の方は
すごく安らかな表情をしていて
家族の方も
急だったけど
涙を流しながらも
わたしたちにお礼を言って帰られました
人の【死】と向き合うたびに
自分や家族や大切なひとたちの【生きる】ということを
考えるよね
心肺停止の方を受け持つ前には
自殺企度で
多量服薬した人を受け持っていたから
両極端で
考えさせられた一日だったよ
でも多量服薬した人の気持ちも
わからなくなくてさ
【心】って
難しいよね
多量服薬した人とも
忙しい中たくさん話を聞いて
他のスタッフには
嫌な目で見られたかもしれないけど
『話聞いてくれて本当にありがとう』って
言ってもらえて
それだけでわたし自身も救われた気がしたよ
救命救急センターだから
すごいスピードで患者さんが入れ代わるけど
わたしはひとりひとりと
キチンと向き合って行きたいな
流れ作業にならないようにさ
2009-8-31 23:44