読書への罠。
2020年6月29日 08:22
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話題:文学

ツイッターの方で、読書感想文について上がっていたのですが、私の読書嫌いは読書感想文が書けなかったからです。
読書好きじゃんって?
好きですが?
但し、読書感想文を出さなくても良くなった入院中の話です。
入院しなければ今でも読書は大嫌いでしたし、見るのも嫌だったと思います。
多数派の意見を書かないとやり直しを要求され、主人公や作者の気持ちを書けと言われて「締切が間に合わぬ」「(走ったら)疲れた」と書いたら「人の心がわかってない」と酷評され、ごんぎつねの主人公は誰かと言われて2人(正確には1人と1匹である)いると言ったら廊下に立たされる。
誰目線かで主人公は変わり、誰がどうしたかなんて作者しかわからず、何故この話を書こうと思ったかなんて「編集との打ち合わせ時に言われた」としか言いようがない。

読書をもし推奨する家庭ならば、是非お子さんの仰る感想を「どうしてそう感じたか」お伺いください。
賛同、感動、否定、酷評、多多ある中で何故その感情を選んだか。
賛同と感動だけをどうも大人たちは切り取りたがりますが、それは自分の意見の押しつけに過ぎません。
自分はこう思っているのだから、あなたもこう思いなさい。
思わなくてはいけない。
一番読書嫌いを作る教育方針だと、身をもって体験している私が申し上げます。


*現在 過去#


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