泡沫

2009.4.10 Fri 02:11
親族の死

話題:身近な死



今日親父と親父の兄弟の話をした。

最初は年齢の話だったんだけど、話題は亡くなった叔母の話になった。



叔母は親父の兄弟の中で1番下。
サバサバしてて姉御肌で。
めちゃくちゃ行動派だったらしい。
俺がその叔母に関して覚えているのは、面白くてカッコイイということだけだ。
1番歳が近いってのもあって話しやすかった。


俺がまだ小学4年の時に叔母は亡くなった。
まだ22・23歳だった。
悲しみとかいうよりも不思議だった。
つい最近まで笑いながら話してたんだ。
優しくて面白くて、まだ若かった叔母が。
いきなりいなくなるなんて想像もつかなかった。
叔母の遺体が実家に運ばれ、数日経ってから俺も親父の実家に行った。

顔を見てごらんって言われたけど、何となく怖くて見づらかった。

見てみたら、眠ってるみたいに見えて。
今にも起きそうに見えて。
悲しくなった。
辛くなった。

葬式も終わって火葬場に着いて。
叔母の彼氏サンがすごく辛そうにしてるのを見て。
お墓に行って遺骨を入れて。

今でも1番強く覚えてるのは他の兄弟の言った言葉。

「自分が代われたら良かったのに」

亡くなった叔母の代わりになれば良かったって。
どっちにしろ悲しいのにね…。


初めての身近な人の死だった。
もう会えないなんて信じられなかった。
会いたくて仕方なかった。


でもそれも月日が経つにつれて考えもしなくなって。
時々思い出す程度になってしまって。

それすらも悲しくて…。


誰にもいなくなってほしくないのに、自分はいなくなりたいとか身勝手だなとか思ったりね。


叔母が亡くなった時は多くの人達が悲しんでた。


俺が消えたら悲しんでくれる人っているのかな…。


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泡沫


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