蒼と緋が集う風の森〜流転〜



虹の橋へ…。

-15/04/11 20:07-

気がついたら痩せていたうちの娘(猫)。

高齢になると痩せてくるらしいし、食欲も元気もあったので、ちょっと気になりながらもそのままに。

それからしばらくして、ご飯の量が少し減ってきたのですが、人が食べてるものは欲しがるし、ウエットフードは喜んで食いつくので、カリカリは固くて食べにくくなってきたのかなと思い、水やお湯でふやかしてみたら食べてくれました。

元々便秘で消化器サポートのカリカリでの食事療法が何年も続いていました。

それで何とか出していたのですが、そろそろ効き目が弱くなってきたのかな〜と思いはじめ…。

ウエットとふやかしたカリカリを両方用意するようになり、便秘にいいと言うのでイージーファイバーをご飯に混ぜたり、ヨーグルトや牛乳を与えてみたり、ぬるま湯浣腸したり…

しかし、そのうち全く食べなくなってしまい…。

ますます痩せてきて、それでも私がお風呂上がりにドライヤーをかけてると膝の上に乗ってきてくれました、フラフラしながらも…。

その翌朝、自分の寝床でじっと座り震えが来ていたので毛布を被せて出勤。

帰宅すると、寝床から出て横たわる娘の姿。

…もう自力で立てなくなってました。

抱き上げると少し反応。

時々前足を動かすものの、ぐったりとして、声にならない声で短く鳴いたり…。

そんな娘を膝の上に乗せて、ずっと頭を撫でていました。

それから数時間後、肛門が開いてることに気付いて、呼吸や反応を確かめましたが…

…3月27日、虹の橋へ旅立ってしまいました…。

まだこの腕の中にいるし、あったかいのに…。

5月で17歳の誕生日を迎えるはずでした。



数年前に摘便2回、乳腺全摘出の手術2回して、すっかり病院嫌いになってしまい、その時「興奮すると麻酔でショック死する可能性もあるので覚悟してください」と言われ、予防接種すらも獣医さんが警戒するようになっていたので、あれから更に高齢になり、そのリスクと娘のストレスを考えたら、病院へ連れていくことを躊躇ってしまいました…。

何故、そう思ってしまったのか…

何故、今度も大丈夫だと思えなかったのか…



思えば、一時期いっぱい水を飲むようになり、おしっこも増えて、月一で一袋買っていた8リットルの砂が2〜3袋買わないと間に合わないことも。

便秘故に水をいっぱい飲んでくれて良かったくらいにしか思わなかったのですが、腎不全の症状に多飲多尿があると知ったときにはもうかなり痩せてしまっていて…。

もしかしたら、元々の便秘に腎不全が重なり、食事療法では追い付かなくなって、巨大結腸症になっていたのではないかと…

火葬してもらい、お骨拾いもさせてもらえたのですが、遺骨の中にうんちと思われる大きな塊が…。

水をいっぱい飲むようになった時期が、去年、入退院を繰り返していた母の病状が落ち着きはじめたかと思ったら、今度は父が大きな手術をすることになった秋頃で、更に仕事に忙殺され、気付いてあげられなかった…。

もっと早く気付いてあげられてれば…リスクを覚悟して、娘が嫌がろうと病院に連れていけばよかったんじゃないのか、苦しい思いをさせてしまってたんじゃないのかと自責の念でいっぱいです…。

時々、何かを訴えるように鳴くことがあったのに、何もしてあげられなかった…ごめんね…私が無知だった…。



しばらくご飯も食べれなくて、仕事中も泣いてしまってたのはおさまってきたものの、やはり帰宅すると涙が溢れてきます…。

出迎えてくれてた子がいない…。

無意識に娘の姿を探したり…。

寝床もそのままで、遺骨は部屋に置いてます。

抱っこして撫でてあげたいよ…。

私も一緒に虹の橋へ行きたいけど…怒ってるかな…まだ膝の上に乗ってきてくれるかな…。



数日前、夢に娘が出てきてくれました。

ホントはいなくなってしまったのが嘘だったんじゃないかと。

会いに来てくれたのかな…そうだと嬉しいな…また会いたいよ…。





うちのにゃん娘
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