ここに居たくないってのと どこかに行きたいってのは同じ意味なのかな?何にしろ歩こうか
2017/12/6
(水)
05:33
【書いた】
現実と虚構。
その狭間で揺れる。
現実ってのは得てして楽なものではなくて。
どちらかと言えば否定して投げ出してしまいたい類いのものだったりする。
こんなはずじゃなかった。
こんな思いをしたくはなかった。
こんな現実は消えてしまえばいい。
どうして上手く生きられないんだろう。
どうして自分はこんなにも駄目な人間なんだろう。
そして夢想する。
本当は……、この世界こそが『嘘』で、本当の世界では、自分は皆から愛されて、不自由なんて何もなくて、もちろん罵声なんて聞くこともなくて。
冷たい目で見られる亊も、蔑まれて嗤われる亊もなくて。
死にたくなる亊なんてなくて。
何もかもを壊してしまいたくなる衝動なんかとも無縁で。
自分は要らない人間だ、なんて泣く亊もなくて、自分を切り刻みたくなるほどの自己嫌悪もなくて。
そんな世界を夢想する。
それは虚構の世界。
夢幻の世界。
それを知ってるからこそ虚構の世界に遊ぶ。
だけど、いつしかそれは曖昧になっていって、何が本当なのか、何が正しいのか解らなくなっていく。
そんな中で、ふと現実に立ち戻った時の衝撃はとんでもなくて、酷く打ちのめされて。
今は……あたしは現実に留まっては居る。
留まれなかった人間は悪い人?
弱い人?
んなこたない!
現実に留まれなくしたのは誰?
それは決して本人のせいではない。
本人のせいではないんだよ。
その『現実』をどれだけの人間が理解してる?
苦しんで苦しんで夢幻に逃げ込んだ人間を何故責める?
そんな人間にとって そこは『夢幻』ではなくて『現実』
現実なの。
だからあたしは否定しない。
夢幻に逃げ込んだ亊があるから。
曖昧模糊とした世界を漂った亊があるから。
あたしは何も否定しない。
否定される悲しさは誰よりも解っているから。
そして、否定出来るほど偉くもない。