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喪失からの救出




なんぞ、それは私を何処へ連れて行ってくれるというのか。腹の痛みは増し、鬱は膨れ上がり、意欲は削がれ、立ち上がれなくなってしまったこの体を、誰ぞが救出してくれるのだ。島袋です。





えらく甘えたなロッカーもいるもんだ。この世の中の渡り辛さに両手を掲げて「お手上げだ」と格好つけたところで所詮、帰るべきとこに還っていくんだろう。あぁこれほど優しいロックンロールがどこにある?






えらく臆病なロッカーもいるもんだ。やりたいやりたいやりたいことばかり口から出てはいくものの、その手では何も出来やしない。巷でウワサの「口だけ」戦法でどれだけの夢が手に入るのか。否、何も受け入れることなどできないのだ。





こんなに天気がいい日には、好い事を一つでも言いたいものだよ。そして努力ってやつは、本気の奴らの前にしか姿を現さないらしいじゃない。とんだ恥ずかしがり屋だこと!オーケイ、私が迎えに行ってあげるから、そこで仁王立ちで構えておくんな。





さぁ、この純日本人スタイルな社会の壁に私は何処まで耐えられるかな。そんな挑戦を日々、わたしはいつまでやらねばならんのかね。





CC…レモン。



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